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男子学生から大人気! 高級シャーペンの特徴を紹介 <前編>

画像提供:ぺんてる

近年、高機能でデザイン性の高い高級なシャープペンシルをお買い求めになる男子学生が増えています。
そこで今回は、当店で人気の高級シャープペンシルをいくつかセレクトし、それぞれの特長をまとめてみました。

前編では、以下の6つを紹介します。

  • オレンズネロ/ぺんてる

  • スマッシュ /ぺんてる

  • オレンズAT /ぺんてる

  • TK-FINE バリオLシャープペンシル/FABER-CASTELL

  • ヘキサゴナルシャープペンシル/STAEDTLER

  • TechDraw/LUDDITE

今、人気のシャープペンシルは、かつて設計士の方が図面を作成する際に使っていた製図用シャープペンシルを、一般向けに開発されたモデルが中心という傾向があります。

そこで本題に入る前に、製図用シャープペンシルについて少し触れておきましょう。
普通のシャープペンシルとの違いは3つあります。

①   ペン先端部の金属(ガイドパイプ、別名スリーブ)が長めにつくられている

製図用定規の厚さが2~3㎜。シャープペンシルを定規に密着させて正確な線を引けるように、ガイドパイプが4㎜と長めにつくられている。普通のシャープペンシルは3㎜ぐらい。

ぺんてるスマッシュシャーペン
画像提供:ぺんてる

②  低重心でやや重い

グリップや内部機構などに金属製の部品が使われており、ペン先に近いところに重心がくるように設計されている。シャープペンシルを持った際に、上が軽く、下が重い状態になるため、立ちやすい状態となるので、一定の太さを保ちながらきれいな図面が引きやすくなる。

ぺんてるスマッシュシャーペン
画像提供:ぺんてる

③   ボディ(軸径)が細身

細かい図面を引くには、ペンが太いと視界が狭くなるので、一般的なシャープペンシル(10~11㎜)よりも細身につくられている。

スタイリッシュなデザインで、線やデザインを書く機能に優れている反面、一般の筆記にはやや不向きともいわれています。しかし、重心やペンの重量といった好みは個人差がありますので、実際に試し書きをしたり、使ってみて、自分に合う1本を探してみてくださいね。

このあとは、セレクトした6つのシャープペンシルの特徴を簡単にご紹介します。

オレンズネロ/ぺんてる

ぺんてるオレンズネロシャーペン
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芯が折れないシャープペンシルとして知られるオレンズ。ネロでは、ペン先を紙面から離すたびに芯が出てくる「自動芯出し機構」の仕組みが新たに搭載された。
このため、最初のノックを1回すれば、何度もノックをする必要がないため、書く作業に集中できる。また、芯を固定する、送り出すといった役割のボールチャックと呼ばれる部品が金属製で、手作業でつくられていることから、量産化が難しい商品となっている。

スマッシュ/ぺんてる

ぺんてるスマッシュシャーペン
画像提供:ぺんてる

発売から30年以上だが、マイナーチェンジをせず、当時と変わらない姿で販売されているロングセラーのシャーペン。デザインはオートバイがモチーフになっている。マットブラックのボディカラーに赤いロゴがアクセントになっているのがかっこいい。ノック部分のジャバラは、オートバイのタイヤを支えるパーツに使われているショックアブソーバーをイメージ。また、ペン先とグリップを一体化させた設計を採用しているため、ペン先が緩むことなく、安定した書き心地となっている。

オレンズAT/ぺんてる

ぺんてるオレンズATシャーペン
画像提供:ぺんてる

ATは、機能面でネロとほとんど変わらない。異なるのはボールチャックの素材。ATでは金属と同じ耐久性を持つ樹脂製が使われている。ネロよりもやや軽量で、なめらかな書き心地を求める方におすすめ。
ボディのカラーバリエーションが4色(ダークレッド、ダークブルー、グレー、シルバー)なのもうれしい。

TK-FINE バリオLシャープペンシル/ FABER-CASTELL

ファーバーカステルのバリオシャーペン

最大の特徴が書き味を変えられること。軸部を回転させると、芯がガイドパイプから出たり入ったりするクッション動作の「ソフト(一般筆記用)」と、芯がしっかりと固定された状態になる「ハード(製図用)」の2つを切り替えることができる。
製図用と一般筆記用を兼用できるため、多機能なシャーペンを求めている方におすすめ。
全4線幅の展開(0.3/0.35mm、0.5mm、0.7mm、0.9/1.0mm)。
0.5㎜のボディカラーだけが、シャンパンゴールド、グラファイト、インディゴ、メルローレッドの4色展開になっている。

ヘキサゴナルシャープペンシル/STAEDTLER

ステッドラーヘキサゴナルシャープペンシル

ステッドラーといえば、定番の鉛筆マルスルモグラフィを思い浮かべる人も多いはず。その六角軸をイメージしたシャープペンシル。
ボディの素材は金属だが、その上にラバーが塗装され、角のところが丸みを帯びた形に調整されていることから、鉛筆のように手になじむ持ちやすさが魅力の一つ。
ノックキャップには芯の硬度表示窓がついており、キャップを回転させると表示が変えられ、3Bから2Hまで対応している。

TechDraw 製図用シャープペン/LUDDITE

ラダイトテックドローシャーペン

最大の特徴がボディの細さ。7.4㎜とほかの製図用シャープペンシルと比べてひときわ細い。軽いタッチで細かな描画をするのに最適。グリップには握っても痛くならないローレット加工(細かい凹凸)が施され、滑りにくい設計になっている。
口金が階段状(ステップヘッド)に加工され、ガイドパイプは4㎜。シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力。

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いかがでしたでしょうか? 
後編では、クルトガダイブ、S30、サファリ、カヴェコ、ジョッター、ロットリングをご紹介しますので、お楽しみに♪
(スタッフS)

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