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ひどい頭痛に見舞われている

いつもより遅めに起きる日曜の朝。アラームに起こされずに目が覚めるのは心地がいい。昨日彼女と一緒に作った夜ご飯の残りと味噌汁が今日の朝ごはんだ。とはいえ、もう午後をまわっている。もはや遅めの昼ごはんとすら言える。外は天気がいいが、出かける予定は一切ない。コロナ禍により不要不急の外出が自粛されるなか、友人関係は整理され本当に必要な関係だけが残ったと言われている。その一見合理的な人間関係の選別により断捨離された人間が私だ。友人との予定なんてものは全くない。無論、オンライン飲み会を経験することなく緊急事態宣言は解除された。

「休みの日は休むのが一番」と自身に言い聞かせながら、なんでもない日を過ごす。映画に集中することすら億劫な私は、聞き流せるというだけの理由で普段あまり見ない邦画を適当に流し始めた。東野圭吾原作の「マスカレードホテル」だ。特に選んだ理由はないが、強いて言えば単に目に入ったからだ。最初の30分はボーッと眺めていた。それからiPadを取り出し、絵を描きながら見ることにした。絵を描くときは適度に興味のある作品を垂れ流しにしていることが多い。気になったら食らいついてみるし、気にならなかったらBGMを担ってくれる。要は自分の本能に任せているといった感じだ。絵を描き終えることなく、全て見終わった。結論から言えば予想よりも良い映画だった。相変わらずキムタクはキムタクだったが、もはやそれは彼と福山雅治だけの特権と言えよう。続けて、「少女邂逅」を流した。絵に集中していた時間もあったため、正直感想をいう権利はないが、とりあえずFilmarksの鑑賞履歴には入れておこう。

気付いたら夜ご飯を食べる時間だが、あまり食欲がない。とりあえず食事は後回しに絵を描き進めた。ある程度のところまで進んだ。何か作るか迷ったが冷蔵庫には以前会社で貰った大量の玉ねぎとじゃがいもぐらいしかなく、依然食欲はなかったが、ガソリンとしての食事を手に入れるため近くのコンビニに足を運んだ。

コンビニで散々迷った挙句、最初に手にとったサバの塩焼きとレジでふと目についたコロッケだけを購入し、コンビニを後にした。コンビニを出た瞬間、救急車が通り過ぎて行った。なんだか今日はずっとひどい頭痛に見舞われていた。小学生の頃、ひどい偏頭痛が発症して一度救急車で運ばれたことがある。当時のことをふと思い出した。

家に着き、食事を取りながらなんでもない日が終わろうとしている。そうだ、こんなときはnever young beachの「なんもない日」を聴こう。とは思ったが、それすらも何故か億劫に感じながら結局聴かずに今この文章を書いている。気づけば日を跨いでいる。明日からもなんてことない一週間が始まる。そしてまた、なんてことない一週間が終わる。次に書く記事はもう少し何かあった日であると良いなと期待して、今日は床に就くとする。

それでは。

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