見出し画像

かわいさの伸び代

赤ちゃん78日目。
昨日に引き続いて今日も息子はかわいかった。朝起きたら短い手を精一杯広げて伸びをする。かわいい。昼寝の寝相が悪く、いつの間にか掛け布団を蹴飛ばしている。これもかわいい。最近、自分の手に興味が出てきて、拳を舐めたり、両手を目の前に掲げて動かしてみるなどしてひとりで遊んでいる。拳はしっかり握られているが、これをゆっくり開いてやると今度はこちらの指を掴んでくる。かわいい。

赤ちゃんはかわいいという当たり前のことを昨日に続けて書いた。
当たり前なんだけど、何故か?
それは自力では生きていけず、親など周りの個体からの保護や世話を受けないといけないから。注目を惹いて保護してもらうために手足が短く、頭が大きく、ふっくら柔らかくて、かわいいのである。

もっと言うと、お世話にかかる手間と、その甲斐なく死亡してしまう可能性のバランスを上手く取るように、ここで手間をかけてお世話をしたら死亡のリスクが激減し成体への成長に繋がる、という時期こそ、かわいさは最大化されるため、(死亡リスクが大きい)産まれた直後よりも少し成長した頃が最もかわいくなるのだという。そういう話を昔、大学の教養科目で聞いた。だいぶ昔だけど。
それで、じゃあ子供はいったいいつがいちばんかわいいのか、Google先生を参考にしたところ、6ヶ月~1歳、2歳あたりまでというのが大方の意見のようだ。
それはそうだろう。うちの子は既にかわいいけど、まだよちよち歩くどころか這うことすらできない。覚束無い言葉どころかママパパもまだ言えない。つまりかわいさの伸び代がまだまだあると言える。たいへん楽しみなことだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?