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ソラのおくりもの

人にとっては取るに足らない、小さなことに酷く傷付いたり、気にかかったり。

生きにくさばかり感じては、うじうじと一人、悩みこむ。

そんな虚無感を埋めるように、つい食べ物を口に運んでしまう。

そういう時は、食べ物の味をほとんど覚えていない。

自分をどうしたらいいのかわからず、

自分が何をしたいのかよくわからなくなり、

部屋で一人膝を抱えて座り込み。

心に靄がかかって、静かに落ち込みかかっていると、夕刻に、背から明るさを感じ振り向きましたらば。

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くっきり、はっきりと大きな虹が出ておりました。

死んだ魚の目に、光が宿ったように。窓を開けて無邪気に喜び。

虹の続きが気になって、外に出てみれば。

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美しい円を描いておりました。

人っ子一人の一喜一憂など、他愛のないことで。世界は、いつでも美しいのだろうな、と。

雨上がりの外気は澄んでいて。心の靄を、晴らしていきました。

窓を全開にしていても感じる、部屋の中の閉塞感とは全く違い。

俯くより、前を、上を、右も左も、後ろだってみたらいい。

気持ちが落ち込むと、自然と視線が落ちてしまう。それと同じく、視線が下向きだと、気持ちも落ち込むのではないかと。

あんまり首は動かさない方がいいんですけどね!

自然の美しさに元気もらったので、また、気持ちを上げていこうと思います。

視界が狭い時は、ただ生きること自体に困難さを感じるようなダメ人間は、自分くらいだろうと思っていましたが。

世界の何処かには、同じような感覚を持った人もいて。そして、まったくそうでない人もいれば、もっと強い不安感に押しつぶされそうな人もいるのでしょう。

誰もが穏やかに、安心して生きていけるといいなぁと。微力ながらに、祈っていきます。

願わくば、その違いに振り回されず、自分も他人もすべて「善し」と思える包容力。そんな器の大きな人間になりたい。

おちょこサイズのハートですが、いつかお茶碗くらいに大きくなるぞ!(目標ちっさ)

その時は、割れにくい素材にしよう。。。

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