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BIRDER2月号の見どころ

特集【ウソ,ベニマシコ…… 冬の赤いアトリ】

赤い鳥はどこにいる?見つけ方ガイド

冬に平地でみられるさまざまな鳥たちの中でも人気の高い、ウソやベニマシコをはじめとする「赤いアトリ類」たち。しかし、このアトリ類の渡来数は年によって大きく変動し、当たり年とそうでない年の差が激しい鳥なので、いそうな場所に行ってみてもなかなか出会えない……なんてことも。今回はそんな神出鬼没の「赤い鳥」の見つけ方のコツを、漫画家・イラストレーターの鳶田ハジメさんのかわいいイラストつきで紹介しました。鳴き声やその鳥が好む環境・食べ物を知ることが、あこがれの鳥と出会う第一歩なのです。

鳶田さんはCOMICポラリスにて野鳥観察漫画を連載中!こちらも必見です。

イスカ、なんでコンクリート舐めてるの?

上下で食い違った嘴が特徴の赤い鳥、イスカは、ふだんはその嘴でまつぼっくりを食べています。まつぼっくりは、外側を硬いひだ(種鱗)で覆い、内側の種を守っているのですが、イスカは食い違った頑丈な嘴でその種鱗の隙間に差し込んで押し開き、中の種を器用に舌で取り出して食べているのです。そんな、まつぼっくりを食べるのに特化したイスカが、ある条件がそろうとコンクリートをぺろぺろと舐めるというのです。どうして? 何のために? そもそも舐めているのはコンクリートの何なのか? その謎に迫ります。

連載記事などの見どころ

干潟での撮影テクニックを学ぼう! BIRDER観察&撮影会@三番瀬

去る2023年10月に、OMデジタルソリューションズ協賛・船橋市公園協会共催で開催した,写真家の菅原貴徳さんを講師に招いての観察&撮影会の模様をお届けします。プロの写真家と同じ機材を使いながら撮影のノウハウを学ぶというなかなか得られない貴重な機会で、応募者の中から抽選で選ばれた8名の参加者たちも、とても熱心に菅原さんのレクチャーを受けていました。今後もBIRDERではこのような観察・撮影会を予定しています。詳細が決まり次第、誌面にてお知らせしますのでぜひチェックしてください。たくさんのご応募をお待ちしております!

標す・識る・調べる・査べる 〜足環とともに100年

2024年1月号から開始した新連載。読み方は「しるす・しる・しらべる・しらべる」。漢字の部分だけ読むと「標識調査」になります。一体どんな調査なのか、それも、タイトルにヒントが隠されています。このタイトルのデザインは、鳥につけられた足環から着想を得たもの。鳥類の標識調査とは、鳥に足環をつけてその鳥の動向を調べるものなのです。例えば、夏に訪れるツバメは冬にどこに向かうのか、どこを経由しているのかといったことがわかります。100年以上続く地道な調査の歴史と道のりを辿っていきましょう。

BIRDER2月号

BIRDER2024年2月号特集目次
●いちばん身近な赤い鳥(一日一種)
●赤い鳥はどこにいる?見つけ方ガイド(中野泰敬・鳶田ハジメ)
●赤い鳥に会いに行こう! 〜北海道のギンザンマシコ〜(佐藤圭・鳶田ハジメ)
●赤い鳥に会いに行こう! 〜宿で極上鳥見旅〜(BIRDER)
●冬の調整池でベニマシコを観る 〜目印は声と白い尾、枯れ野に咲く紅花(BIRDER)
●イスカ、なんでコンクリート舐めてるの?(和田剛一・ILB会)
●“降格”の真相は? コベニヒワが亜種になった理由(わけ)(先崎理之)

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文一総合出版


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