掛川花鳥園スタッフのゆるゆる自由研究 【鳥のお引越し 後編】
花と鳥とのふれあいが楽しめるテーマパーク、掛川花鳥園のスタッフによる、園内の鳥たちのディープな情報や楽しい実験をスタッフブログから集めたよりぬき連載。前回は、鳥は、預かっていた鳥を「カワスイ 川崎水族館」へと輸送するための準備を紹介しました。今回は到着後の様子です!
いざ川崎へ!
掛川花鳥園出発した一行は、高速道路に乗り一路東へ!!
出発直後は、ごそごそしていた子もいましたが、次第におとなしくなってきました。輸送中にじっとしてくれると、スタッフとしてはとてもありがたいです。
大雨の中を運転し続け、静岡県の掛川から神奈川県の川崎に到着!
この川崎ルフロンというショッピングモールの中に、「カワスイ 川崎水族館」があります。
流れるようなスピードで、今回輸送した鳥たちそれぞれの子の肉付きのチェックや、嘴、爪のカット、羽の状態のチェック等をしてケージに移していきます。搬入自体はスムーズに進み、コリーカンムリサンジャクをはじめ、鳥達はとても元気な様子で、カワスイのスタッフさんからもおやつを手から食べていました。
ぱくぱく食べ始めたのはいいことなのですが、前編でも紹介した動画をもう一度見てみましょう。
…何か様子が違う……。
カメラを向けた時のあの近すぎて見切れる歌って踊るあのテンションになっていない…!!
コリーカンムリサンジャク達も、ここがいつもと違う場所ということはわかっています。歌って踊るのは少なからず無防備になるので、見慣れない場所でいきなりやるという子は…いないことはないのですが、よっぽど図太い子だけなのです。
過敏な子は食事ですら、なかなかしてくれなくなることもあります。
少し心配しましたが、引っ越し2日目にはこの通り!
体重測定がいつも通りにできるくらい落ち着いた様子になりました。
カワスイでコリーカンムリサンジャクを探そう
今回の搬出入で2日間ほどカワスイさんにお邪魔しましたが、カワスイを訪れた際にぜひ利用してもらいたいのがこちら!!
…!!?
コリーカンムリサンジャクコインロッカー!!!!
サンジャクたちは現在、アマゾンゾーンで展示されています。
そんなアマゾンゾーンのメイキング動画も公開されています。
都会のビルの中とは思えない展示ブースです。
掛川花鳥園ではスタッフがケージの外に連れ出してはいましたが、広大な空間で自由に飛んではいませんでした。
飛行能力が衰えるということはありませんが、狭いところから広い空間に放すときは、筋トレが必要になります。その筋トレを乗り越え、現在は元気に飛び回っているようです。この夏休み、ぜひ会いに行ってみてください。
「カワスイ 川崎水族館」公式HP
https://kawa-sui.com/
「カワスイ 川崎水族館」公式Facebook
https://www.facebook.com/kawasuiaqua/
月刊誌「BIRDER」で「掛川花鳥園出張ガイド」を好評連載中!
BIRDERでは、さらに花鳥園の鳥たちについて、毎月いろいろなテーマで紹介する連載を掲載しています。楽しい漫画やイラスト入りで、会いに行きたくなること間違いなし!
BIRDER8月号の連載テーマは「クジャクとオニオオハシ!」
色鮮やかな鳥たちの意外な姿を紹介します!