掛川花鳥園スタッフのゆるゆる自由研究 【シロフクロウの夏休み】
花と鳥とのふれあいが楽しめるテーマパーク、掛川花鳥園のスタッフによる、園内の鳥たちのディープな情報や楽しい実験をスタッフブログから集めたよりぬき連載。今回は、映画にも登場することで人気のシロフクロウ! 実は、北海道に訪れることがあるので、極まれに野生のシロフクロウが見られることがあります。そんなシロフクロウ、掛川花鳥園で飼育していて、冬限定で腕に乗せる触れ合いに活躍してくれています。今回は彼らの成長と冬の過ごし方を見てみましょう。
シロフクロウの雛
シロフクロウの雛はこんな姿!
シロフクロウの名前の割に、雛の間は黒い羽で覆われています。
ですが,よく見ると翼の一部にはすでに白い部分が見えますね。
フクロウの仲間のうち,ネズミなどを獲物にしている種類は足に防御のための毛がもふもふに生えているのですが、北極圏に生きるシロフクロウは防寒のためもあるようです。
3か月ほど経ち、すっかり大きくなった姿がこちら!
雄の真白(ましろ)と雌の六花(りっか)です。雌のほうが少し黒い模様が多く、成長しても残ります。対して、雄は成長するにつれてどんどん真っ白になります。また、雌のほうが少し大きくがっしりしています。
ふわふわの綿羽もすっかりなくなりました。フクロウは音をさせずに飛ぶことで有名で、そのために翼が柔らかくできているのですが、シロフクロウは強風の猛吹雪に耐えねばならないため、羽は硬いです。
真白と六花は、冬季限定でお客さんの腕に乗るショーでも活躍しています。では、夏はどうしているのかというと……夏休みです!
日本の暑すぎるので、室温を調節した屋内で過ごしてもらっています。
彼らの夏休みをちょっと覗いてみましょう。
朝はスタッフが、お部屋のお掃除をします。
昼はスタッフがごはんを届けます。
ちょっとおもしろい動きをしてみたり、自由に過ごしています。
そして、少し涼しくなってきたら、人の腕に乗る感覚を思い出すためにトレーニングに励むことになります。
上手に乗って降りれたらごはんをもらうことで感覚を覚えてもらいました。
若鳥のころのトレーニング風景は動画でも見られます。
今はお休み中のシロフクロウですが,夏も元気なフクロウたちがいるので、ぜひ見にきてください。
(現在シロフクロウの腕乗せは休止中です)
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