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ネイティブライクへの道〈1〉~果てしなき発音トレーニング~

Welcome to "A Journey to a Native-Like Speaker of English"! I'm June, a lifelong learner of English.

この新シリーズは、ELSA Speak という発音トレーニングアプリを毎日使うことによって、私の発音がどのくらい改善されるのかをレポートするものです。このアプリは、以下のHikaruさんの記事で初めて知りました。

今まで、「リアリティ番組で学ぶ英語の恋愛用語」「リアリティ番組で学ぶリアルな英語」と2つのシリーズを書いてきました。後者の「リアルな英語」シリーズはこれからも続けるつもりですが、まったく角度の違うシリーズ、特に自分の体験に基づいたものも並行して書きたくなってきました

そして何よりも、このアプリがすごい!無料版でも練習できますが、私は、英語学習は一生続けるつもりなので(やめたらすぐにスキルは衰えるので)、¥10,980 でライフタイム会員になりました。(このアプリのサイトにアクセスすると、この価格は当日限りのように言われますが、翌日にも同じ価格が表示されます…多分。)

ちなみに、9月8日にこのアプリで受けたアセスメントテストでは、私は74%ネイティブ、中級者でした。海外帰国子女やフィリピン人に間違われていい気になっていた自分が恥ずかしい(笑)。

タイトルの「ネイティブライク」は、native-likeという形容詞で、ネイティブに非常に近いレベルの言語スキルを持った、という意味です。このアプリで毎日10分程度ですが、トレーニングすることによって、どの程度ネイティブに近づくのか、挑戦してみます!

今までの私の進捗状況

9月9日(水)75%ネイティブ「中級者」 (リスニング100%, 発音69%, 流暢性93%, イントネーション84%, 強勢100%)

9月10日(木)77%ネイティブ「中級者」 (リスニング100%, 発音71%, 流暢性93%, イントネーション83%, 強勢100%)

9月11日(金)80%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音75%, 流暢性91%, イントネーション83%, 強勢100%)

9月12日(土)80%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音75%, 流暢性90%, イントネーション81%, 強勢100%)

※9月11日は、10分くらいのレッスンの後に、「ワードバンク」という、今まで練習した中で出来が良くなかった語句や文を集めたものを利用して、復習したので、3%も一気に上がったのだと思います。

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ELSA Speak の長所と短所

まだ使い始めて5日程度ですが、今の時点で気づいたことをかきます。(ちなみに、私は発音アプリを使うのが初めてなので、他との比較ではありません。)

長所その1:Hikaruさんの記事でも指摘されているように、自分の発音の悪い点が、一個一個の母音または子音単位で指摘される。そのため、どこに気をつけなくてはいけないか、ピンポイントで分かる

長所その2:上記ワードバンク機能によって、苦手な語句・文を何度も練習できる

長所その3例文の内容を、学習者の興味・関心のある分野に設定してくれるので、モチベーションが上がる。(ちなみに、私は「娯楽」にしたので、旅行や恋愛シーンで使える表現などを使って練習できるので、単純に楽しい。

長所その4:上の私の進捗状況に書いたように、その日その日の進捗状況を項目ごとに表示してくれて、自分の得意なところ(私の場合は強制とリスニング)と苦手なところ(私の場合は発音とイントネーション)がわかりやすい

短所その1北米英語だけにしか対応していない。学習者が、イギリス英語やオーストラリア英語やニュージーランド英語など選んで設定できるようになっていたら、もっと素晴らしいと思う。北米以外の英語圏に住む学習者には不向き?

短所その2:発音の理論は学べない。そのため、音声学を学んでいない学習者(ほとんどの人)は、上の Hikaruさんの記事で紹介されていたような本(「英語耳」「5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる」等)を使わないと、どうやって唇や舌を動かしたらお手本のような発音ができるのか、分からない。

追記 この記事を書いて投稿した後に、実は、理論的な説明もしてくれていることに気づきました。詳しくは、こちらの記事をどうぞ。

短所その3(おまけ)学習者をほめすぎ?? たった5日練習しただけで、しかも1日10分のコースなのに、74%→80% って、上がりすぎじゃない??…って、昭和の根性論で育てられたオバサンは思っちゃいます(笑)。

こんな感じで、これからも1週間に1回くらいかな?私の進捗状況とこのアプリの感想等をご報告します!That's all for now! See you next time!

私(1970年生まれ、インターネットが登場する前に大人になった)の英語学習歴… 子供英会話教室(当時はまれ)に通ったのがきっかけで、中学生頃から自分で英語漬けの生活を始める(中学校での壮絶ないじめからの逃避願望もあった)。NHKラジオ講座、文化放送「百万人の英語」、FEN(在日米軍ラジオ放送)、アメリカ映画、アメリカの十代向け雑誌など。フツーの公立中に通いながら、中2で英検2級。高校は海外帰国生が全生徒の3分の2という私立高校(ICU高校)で、アメリカ英語の洗礼を受ける。帰国生に負けまいと英会話スクールに通う。高2で英検準1級。高3で英語の先生に帰国生と間違われて内心ガッツポーズ(笑)。大学(ICU)で英語専攻。英会話スクールにも同時に通う。大学2年で英検1級。アメリカ人の教授について卒論も英語で書く。アメリカの大学院に1年在籍、アメリカ史を専攻して挫折して帰国。高校の英語教員になり、25年。その間、TOEIC 980点、通訳ガイド(通訳案内士)、TESOL(英語教授法)修士号(Temple University Japan)を取得。NHKラジオ講座は中学生以来、時々ブランクはあるけれど、聞いている。今は、アメリカのリアリティ番組にドはまり中。
「ネイティブ・スピーカー」という概念について… 応用言語学者の中には、ネイティブ・スピーカー至上主義(native speakerism)を批判する人も少なくありません。私も、ネイティブ・スピーカー至上主義は支持しません。私がこの記事で「ネイティブライクになりたい」と言うのは、発音練習が私の趣味だからです。英語はいろんな文化的背景を持った人たちがコミュニケーションのツールとして、第2言語として使うものですから、その人たちの第1言語(母語)に影響された英語(訛りのある英語)が使われるのは当然のことです。訛りのある英語も、アメリカやイギリスのニュースキャスターが使う英語も、優劣は無いと考えています。世界には、native speaker の英語教師よりも non-native speaker の英語教師の方が、はるかに数多く存在します。私もその non-native speaking teacher of English であることを誇りに思っています。




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