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自己紹介

みなさんこんにちは。ぶんごーと申します。
漢字で書くと「文豪」ですがいかついので平仮名表記です。
当たり前ですが本名ではなくニックネームです。
20年ほど前にニッチでマイナーな文学賞を受賞したのがキッカケで、周りからそう呼ばれるようになりました。

賞をもらったのは帆船のクルーとして風の力で大西洋を横断した航海記。
言葉にするとすごいことに聞こえますが、50人のクルーの一員なのでそれほど大変な旅ではなかったんですけどね。

仕事はフリーランスの舞台照明デザイナーです。
お芝居やコンサートの照明のディレクションをしています。
デザイナーのような技術屋さんのような演出家の話をうなずきながら聞いたりと、よくわからないお仕事です。
大学生の頃から仕事を初めて一時はそこそこ大きな作品に関わったりもしていましたが、いろいろとめんどくさいので最近は中、小規模のお芝居中心にお仕事をしています。

ご多分にもれずコロナでかなりの打撃を受けたのですが、それがキッカケでずっとボランティアクルーとして無給でお手伝いした帆船にお給料をもらって乗るようになりました。
好きなことふたつのダブルワークで暮らしています。
50歳を過ぎましたが20歳の頃にはこんな生き方をしているとは夢にも思いませんでした。
人生って面白いですね。

ふたつの仕事のどちらもそうですが、自分がそれを仕事にしたくて努力したというわけではなく、面白そうなことにのめりこんでいたら仕事になってた感じです。
特に人脈を広げたり営業をがんばったりとかしなくても、なんとなく生き延びてきました。
受け身な生き方ですが、そういうのが心地いいんです。

どちらの仕事でも海外含めていろいろなところに訪れました。
プライベートでも国内はあちこち出かけてます。
一年の半分以上を旅の空で暮らすのもめずらしくはありません。
プライベートでは、温泉旅館で引きこもったり離島でボランティアやったり梅農家で収穫のアルバイトしたりフェリー乗り継いで日本一周したり、そんな旅をしています。


ただ自分が好きな「旅」が多くの人が好きな「旅」と同じものなのか、最近ちょっとわからなくなってきてたりもするんですよね。

知らない街を訪れると自分が何者でもなくなる感覚。
何者でもない存在として街をふらついたり人々の暮らしを眺めたり。
日常とは違う自分になる感覚を味わいたくて、ぼくは旅をしているような気がします。
観光スポットをめぐるわけでもなく、アクティビティを楽しむのでもなく。
そんな何が目的なのか分からない旅をすることが多いのです。
どこかを訪れたりなにかに出会うのてはなく、ただ移動し続けることがぼくにとって大事なのでは。
そんな気もします。

「旅を仕事にする」
ことさらそうしたかったわけではないのですが、不思議と好きなことは仕事にしてしまってます。
お芝居も帆船も幸か不幸か仕事になってしまいました。
次は旅を仕事にしたい、そう思うようになりました。
ただ。

できることならばそれは誰かの好きに合わせるのではなく、自分の好きを仕事にしたい、そう思うのです。
じゃないと長く続けるのがしんどくなるんじゃないかと思うのです。

そんな感じでゆるゆると歩んで行きますので、みなさのお付き合いよろしくお願いします。

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