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カメラに必須の距離計と露出計を忘れるな!

きちんとした写真を撮影しようとすると、正確な露出と正確なピント合わせが欠かせない。これがダメだと本当にどうしようもない写真になってしまう。いわゆる失敗写真である。
今の時代のデジカメは、失敗にならないようにいろいろな機構が内蔵されているので、露出とピントについてはまず失敗がない。失敗がないはずのデジカメを使っても、なお失敗するのはカメラブレ、へたくそな構図、意味不明の撮影意図など。これはもうどうしようもない。


フルマニュアルのカメラを使おうとすると、まず露出計が必要となる。露出も正確にやろうとすると、どんどん難しくなるので、まあこれくらいというところで妥協する。フィルムのラチチュードに甘えさせていただくのだ。まずは一定の許容範囲で、まあまあの光をフィルムに当てるようにする。このあたりのあんばいが結構難しい。撮影意図によって、露出の合わせ方が千差万別なのである。

もう一つはピントである。ピント合わせについては、昔からカメラはいろいろと苦心してきたので、レンジファインダー機の二重像合致式とか、一眼レフのファインダーとか、絶えざる工夫がなされている。しかし目測式のカメラを使うとすれば、ピントを外さないために距離計という機材が必要になる。
これはロシア製の独立型距離計である。左側のファインダーをのぞきながら、右側のノブを回して、距離を測定する。その距離の数値を実際のカメラに合わせるのだ。これで一応ピントが合っているはず、ということになる。

この距離計をわがオリンパスD3に取り付けるのに、またまたブラケットのお世話になってしまった。

かなり出っ張り、かさ張るのだが、正確なピント合わせのためと考えて我慢することにした。

ピントについても被写界深度というものがあるので、曖昧な中でとりあえず合わせておくのである。

結局のところ、ハーフ版カメラであっても、いろいろ必要な機能を別の機械で補おうとすると、こんな風になってしまうという実例である。
でも1カット1カットきちんと撮影したいものである。
とにかくフィルムが高価になっているからなのだけれど。


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