書き出し自選・人馬一体勘(じんばいったいかん)の５作品（人馬一体勘）

noteで書き出し自選への思いを綴っていたら、ありがたいことに指名していただきました。謹んでお受け致します。
ケータイ大喜利の元レジェンドです。
競馬に必要なものは結局、人馬一体ではなく勘です。

めくるめく自選の世界へようこそ！

もうチャンスはいらないから、病気だけ治してくれ。
(第１３７回　自由部門)

数年前に病気で入院中に真剣に考えたことです。
夜中に急に怖くなって巡回の美人看護師Ｎさんに手を握ってもらいながら泣きました。
現在は元気にやってますが再発する可能性が
高いので定期的に通院してます。

双子のくせに、痛がる場所は違うのか。
(第１４０回　規定部門「サイコパス」)

個人的に代表作だと思ってます。
短文で恐怖感を出せた自分を自分で褒めてあげたいです。
自身の作品に句読点が多いのは、文章を書き出してから読み上げてみて句読点を入れているからです。
声に出して読みたい書き出し小説を目指してます。

長いクラクションが終わる頃、君は届かなくなる。
(第１５１回　自由部門)

２０歳の時に幼なじみのMちゃんが交通事故で亡くなって漠然と人って死ぬんだなあと告別式に参列して思いました。
非日常的なイベントに参加すると書き出し小説って思いつきやすいです、不謹慎ですが・・・

最後の言葉が告げられず、カルボナーラが固まっていく。
(第１73回　自由部門)

ザ・実体験です。姫路セントラルパークの近くの
喫茶店でした。何年後かにイオンで子連れのＨちゃんを見かけましたが、幸せそうでした。

投げキッスが届かない距離にいる。
(第１８９回　自由部門)

ワールド記念ホールにユーミンのコンサートにＳちゃんと行った時の思い出。座席がステージの対面で後ろが壁。トイレも遠かったなあ。
アンコール終わりにユーミンが投げキッスしながらはけて行ったのですか、いや届かん届かんってツッコんだ気が。
余談ですが、恋人とユーミンのコンサートに行くと別れるという都市伝説は本当です。

以上、人馬一体勘の自選でした。

書き出し小説は、大喜利であり、俳句であり
妄想であり、実体験です。
不採用を恐れずにドンドン投稿していきましょう。
この度はありがとうございました。