見出し画像

アニメにおける音響効果について-声優の視点と制作の視点からの個人的な所感-

このツイートから……

こうなって……


そして今!!!笑

140字では収まらないのでnoteに来ました|ूᐕ)𝐇𝐞𝐥𝐥𝐨 ⸒⸒

大前提として、Twitterでも書いている通りアニメとは「総合芸術作品」なので○○と比べてという次元の話ではないです。

そこだけご注意ください。

声優としてアニメに関わらせて頂いていた時、私は自分のお芝居とキャラクターにどうしても注意が行きがちでした。

「収録の時は線画だったけど、こんな表情になってたんだ~」

「こんな動きのバトルシーンになってたんだ~!凄い動くな!カッコイイな!」

くらいでした。恥ずかしながら。

そして師匠の元で音響のお勉強を初めてから

劇伴と効果音の違い(役割分担|領域)が明確になり、効果さんの凄さというのに毎回驚かされています。


そして、この記事を書こうと思った切っ掛けになったコチラの動画。

私はこの職人さんの一言にハッとさせられました。

-声優とは無音の映像に生命を与える仕事-

なんて言い方をよくされているのもあって、音の分野におけるキャラクターの…なんて言うんだろう…最終決定というか、私の声があって初めてキャラクターが完成するというか、そんな考え方だったのですが

実際には効果さんも「キャラクターとして」音を生成してくださっていたんですよね。

色んなスタジオさんがありますし、上記のように全部のシーンに新録でやるというのはなかなか無いことですが

師匠がお願いしている効果さんは自社スタジオで映像に合わせて音を撮って(創って)くれる事が多いそうです。

そういうお話を聞いていたので、私だけでキャラクターを作り上げていたわけじゃないんだ!

今までは映像×私のお芝居で出来上がってると思っていました🙈💭ハズカシイ……

気づいていないだけで今までもたくさん助けられていたんです。

声優が生命を吹き込むのであれば
効果さんは声優のお芝居に説得力や躍動感などを底上げしてくれて
音楽ラインが導いてくれていたのです。


【頭では】チームプレイだと分かっていて、功績は【私の力だけではない】と思っていましたが。

本当に思っていただけで、実際の作業を実感として落とし込めていなかったなぁ……。

衣擦れ  足音  ドア開閉音

絵に対して必要な音が入っていなかったら【不自然】
だけど自然なことは気にならないから、その功績に目を留めることもない。

改めて思い返してみれば落ち込んだ足音、浮かれた足音、そっと握る手のひら、ぎゅっと握る手のひら すべて【音】が違います。

【自然に見られる】ことが【異常の積み重ね】なのに、当たり前すぎて気付かなかった。

素晴らしければ素晴らしいほど気づかないのは、なんというジレンマでしょうか……💦

ここからはお金の話&バイアスがかかった個人的意見が多分に入ってくるので購読者さん限定にします。

ここから先は

1,518字

あどけない話

¥350 / 月 初月無料

個人的な考えや踏み込んだもの 発信したいけど、触れられたくない 未だにこじらせつづけているものを綴りったり、たまにお喋りしたり。 興味があ…

よろしければサポートお願いいたします(´;ω;`)! ご支援いただいたサポート費は著作権の使用代やイベントの運営費などに使わせていただきます。 細々と続けていくために、細々としたご支援をしてくださると嬉しいです! どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m