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2022年9・10月の記事

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①【文芸時評10月】干さオレ~二子玉死闘篇~ 荒木優太 ②【文芸批評時評9月】夏はあっという間に過ぎ去った 中沢忠之 ③【連載】考えるあゆみ(第一回) なかむらあゆみ ④【連載】…
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#島田雅彦

夏はあっという間に過ぎ去った

文芸批評時評・9月 中沢忠之 「「事件」は文芸誌で起きるんじゃないSNSで起きる」という名言をぶちあげた栗原裕一郎が、みずからSNSで「事件」を巻き起こしている。  トランスジェンダー差別をめぐってである。結論からいえば、栗原の論点は2つある。まず、昨今のトランス活動家の差別批判に、行き過ぎた暴力があると批判している点(①)。さらに、その暴力を文壇に持ち込んだとして文芸誌『文藝』および水上文を批判している点(②)である。トランス差別批判一般の話と個別文壇内の話とまとめられる。