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『おいしいごはんが食べられますように』
産前に読んだ本がたくさんあるので、どんどん投稿していきます。
2023年、最初に読了したのはこの作品でした。
『おいしいごはんが食べられますように』
高瀬 隼子(著)
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どんな食べ物小説だろう…とワクワクしてたら想像と全然違って驚いた作品です。
第167回芥川賞受賞!
「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」
心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。
職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。
ままならない微妙な人間関係を「食べること」を通して描く傑作。
私自身食べることが好きで、周りの友人も食べ歩きや、つくることが好きな人が多いので、今まで誰かに苦痛を与えたことがないか不安になりました。
登場人物の行動に気持ち悪さを感じつつ面白いので、高瀬さんの他の小説も気になりました。
近々、友人おすすめの『水たまりで息をする』を読む予定です。
気づいていないだけで、身近にあるかもしれないホラーを読みたい方は是非。
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