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マニアック!尾崎翠クロスワード

作家・尾崎翠の作品のタイトル、登場人物の名前、人物による発言、本文に出てくる言葉などをキーワードにしたクロスワードパズルを作ってみました。
ちくま文庫の『尾崎翠集成』上下2冊の本文をひたすら眺めながら、どうにか完成…!!
(特徴的な言葉や場面を思いつきやすかった『第七官界彷徨』に関する問題が多めです)
半分ぐらいは無理やりこじつけた感がありますが、尾崎翠が好きなかた、見ていただけたら嬉しいです。



~ 尾崎翠クロスワード ~

【タテのカギ】

1.兄と妹の口喧嘩によって進められる、尾崎翠作の恋の戯曲のタイトルは
 何?
 『〇〇〇〇〇〇の午後』
5.小野町子の家の隣人の女の子が物干し用の三叉に下げて差し入れてきた
  楽譜の題名は、「〇〇を思えど ああ ○○はつれなし」
7.『神々に捧ぐる詩』「ヰリアム・シヤアプ」の項の冒頭より、
  「君は、
   文学史から〇〇おとされた
   とても微かな詩人。」
8.『詩人の靴』の冒頭より、
  「○○の下に卵色の西洋館があって、その二階に若い詩人の津田三郎が  
   住んでいた。と言えば少しは爽かに聞こえるかもしれないけれど、実
   はうす暗い屋根裏である」
10.『香りから呼ぶ幻覚』に出てくるMレストランの女給、お洋さんを噂し
   て、
  「正に咲き驕った紅牡丹の感じだね、直し○○はある。」
11.小野町子が人知れず抱いている勉強の目的とは?
  「私はひとつ、人間の〇〇〇〇〇〇にひびくような詩を書いてやりまし
   ょう」
14.こおろぎ嬢の終盤の独白より、
  「霞を吸って人のいのちをつなぐ方法。私は年中それを願っています。
   でも、〇〇〇度々パン!パン!パン!て騒ぎたかないんです」
15. こおろぎ嬢の読んだ古風なものがたりより、
  「今後時を経て、「どっぺるげんげる」など難かしい呼名のもとにしゃ
   あぷのタマ〇〇をあばく心理医者も現われるであろう。」
16. 『第七官界彷徨』の冒頭より、
  「よほど遠い過去のこと、秋から冬にかけての短い期間を、私は、変な
   家庭の一員としてすごした。そしてそのあいだに私はひとつの〇〇を
   したようである。」
17. 二助が蘚の観察をしながら栗を食べ、ノオトの上に散った粉を見て、町
  子が「一つの漠然とした、偉きい知識を得たような気持ち」になったと
  き、
  「そして私は知った。蘚の花粉とうで栗の粉とは、これはまったく同じ
   色をしている!そして形さ〇〇おんなじだ!」
19.三五郎が町子の髪を切ったところ、二助がやってきて、自分の部屋で首
  の辺りの虎刈りを直してやるよう三五郎に命じる。
  「二助の部屋では、かなりの臭気が〇〇っていたけれど、部屋のまんな
   かに明るい電気が下っていて、頸の刈りなおしに適していた。」
22.『山村氏の鼻』の山村氏の容貌の描写より、
  「山村氏は額の秀でた、蒼白く澄んだ、深刻で神経質な表情を持った美
   しい〇〇のまんなかに、高雅な羅馬鼻|《ローマンノーズ》を持ってい
   た。」
24.土田九作は、町子が祖母の作ったお萩と松木氏から預かったおたまじゃ
  くしを届けに来たときのことを回想して、
  「おたまじゃくしの使者小野町子は、ひと目見てシツ〇〇者でした。」
25. 兄たちの家の炊事係となるために旅立つ町子のために祖母がバスケ
  ットに入れた、ちぢれ毛を伸ばす特効薬の材料は、桑の根と何?
28.『途上にて』の語り手「私」が図書館で読んだ、「カラバンのなかにい
   た一人の少年が、砂漠のなかで変な死にかたをしていた一篇」の著者
   は、「たしか何とか閑という人」で、「如是閑でも薔薇閑でもなかっ
   たことだけは覚えている」という。
   ここに出て来る「如是閑」が指していると考えられるのは?
   〇〇ガワ ニョゼカン ※大正時代の評論家、1875年~1969年
29.動物学者・松木氏は、お萩を届けに来た町子を何と呼んでいる?
  「お祖母さんのうちの〇〇娘も一度土田九作の詩を読んでみなさい」
30. 町子がひそかに愛読書としている二助の論文の題名。
  「肥料の〇〇度による植物の恋情の変化」
31. うぃりあむ・しゃあぷ氏の葬儀の弔辞で友人が言う言葉。
  「会葬の紳士淑女諸君!
   うぃりあむ・しゃあぷ氏は
   〇〇〇詩人でありました!」
32.こおろぎ嬢の住まいの近くの原っぱに咲いていて、雨が降るとその匂い
  が漂ってくる花は?
  〇〇〇ハナ
33. 『木犀』の語り手「私」の昔の恋人らしきN氏について、
  「北の方の牧場で〇〇と一緒に暮らしていると氏は言ったが、そう聞け
   ば彼はどこか〇〇に似ていた。」

【ヨコのカギ】

1.詩人の土田九作・動物学者の松木氏、心理学徒の幸田当八の三人が集っ
  た場所は?
 「地下室〇〇〇〇」
2. 三五郎が一助から『ドッペルなんとか』という本の代金として預かって
  いたお金でマドロスパイプを買ってしまった理由は?
  音楽予備校の先生が、「おれの音程練習をわらった。おれの半音の唱い
  かたが際どいといって、おれの耳に『〇〇ン』ときこえたところの鼻音
  で、一つだけわらったんだ」
3. 女探偵・明子がベールの婦人の依頼により行方知れずの三姉妹の行方を  
  探すことから始まる物語を描いた映画脚本のタイトルは? 
  「○○○○の耳輪」
4. うぃりあむ・しゃあぷの心の中にいる分身の女性の名前は?
  「ふ〇〇〇・まくろおど」
6. 小野町子たちの家の生垣にある木に成る果物は何?
9.土田九作が小野町子に書いて渡した、よみ人しらずの詩の前半より、
   「おもかげをわすれかねつつ
    こころ〇〇〇きときは
    ひとりあゆみて
    おもひを野に捨てよ」
12.『花束』の主人公「私」は小学校の先生になって一週間たったある日、
   生徒たちと一緒に「かんこ」という小舟に乗って帰宅する。
   「私たちの舟は、何処からともなく頭を擡げている低い波のうねりに
    掬われたり載せられたりしながら、防波堤の尖端を右へ廻って〇〇
    〇に這入りました。」
13.二助が柳浩六の家に自分の代わりに行くように町子に頼んだ時の言葉。
  (浩六の家に仕える従僕の老人について)
  「僕の顔を見ると〇〇〇性分裂に陥るんだ。…中略…だから僕の顔を見  
   ると電話のとおり鄭重な用語でもって浩六氏の親父の話を四時間でも
   つづけるんだ。困る。」
14.町子はボヘミアンネクタイを材料にして、
 「一助と私と揃いの肱蒲団を作ろうと考えた。この考えは一助に対する同
  族の〇〇〇〇の結果であった。」
18. 尾崎翠が翻訳した、アメリカの作家エドガー・アラン・ポーの短編小説
  で、そのタイトルになっている主人公の妻の名前は?
20.土田九作が目をとめた、松木氏の著述の標題のひとつ。
  「季節はずれ、〇〇〇〇の花さく一夜、一罎のおたまじゃくしは、一個
   の心臓にいかなる変化を与えたか」
21. 町子が一助の同僚の柳浩六に家まで送られて帰る途中で買ってもらった
  ものは何?
23.『山村氏の鼻』で、「山村さんの接吻を従妹の珠ちゃんから盗みたい」
   という願望をもつ、下宿屋の女将の姪で女中として働いているのは?
   〇〇〇さん
26. 町子が柳浩六の家に到着すると、
  「玄関を入り炉の部屋を横切って廊下に出ると病室の〇〇〇らしい部屋
   が二つ三つならんでいて、いちばん奥のが柳氏の勉強部屋になってい
   た。」
27.こおろぎ嬢が日頃悩まされていて、そのため一種の粉薬を常用している
  症状は何?
28. 町子が二助の部屋の掃除中に二十日大根の試験官をひっくり返してしま
  ったときの二助の発言。
  「この部屋に〇〇〇を使っては、じつに困る。幸いこの試験官は、昨夜
   写真にうつしておいたから不幸中の幸いだ。…中略…女の子はじつに
   よく泣くものだ。女の子に泣かれると手もちぶさただ。なぐさめかた
   に困る。」


※解答は次の記事に載せます!


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