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#10_とにかくよく休もう~休むことを否定しない、休む自分に罪悪感を持たない~

一昨日の夕方、つい先程まで私は身体が冷えたのかひどい吐き気がし、痛み止めの薬を飲み、暖かい部屋でベッドに横たわり休んでいました。

そしてふと 、乳がんになったばかりの頃、手術や放射線治療を受けて、今以上に痛みが酷く体力が落ちてひどく疲れやすくなり、勤務時間以外はほとんど寝ていた頃の感覚を思い出しました。

「情けないなぁ…。」
「なんで私ばっかりこんな目に...。」

病気になる前、1人で誰よりも走れたはずの自分が走るどころか、今はもう身動きすらほとんど取れない。
「こんな身体で生きるなら、早く死んで楽になりたい。」

さすがに職場では言わなかったけれど、家族やお世話になっている病院の先生、ソーシャルワーカーさんの前ではいつもこう叫んでいました。

それくらいその当時の私は色々な意味で精神的・身体的に追い込まれていきました。

2回の手術後、退院して通院で全員で病院を訪れた時、待合ロビーで入院中お世話になった病棟の看護師さんに声をかけられました。

その際に、「乳がんになったら何に気をつけたら良いですか?」と伺いました。
その時その方から聞いたのは
1.適度な運動
2.バランスのとれた食事
そして.特に乳がん患者さんは体が疲れやすいので、
3.「よく休むこと」

まだ乳がんになったばかりの私は、その最後に聞いた3番目の「よく休むこと」の意味が良く分かりませんでした。


しかし病気になって13年、完治の診断を受けてもうすぐ4年経とうとしている今はよく訳がわかります。
あくまで個人的な考えや感覚かもしれないが、手術の傷の痛みに耐えることで体力を消耗したり、治療の副作用後遺症で体力が落ちてしまっている気がします。

以前なら休まなくてもいくらでも1人で突っ走れたが、今の私は年齢を重ねたこともあり、疲れたらとにかくすぐよく休むことにしています。
充分に充電をしたら、また動き始めます。

昔なら考えられなかったことだが、コロナ禍で外出自粛の生活になり、移動時間が少なくなったことで時間が増えたこともあり、今の年齢を重ねた私には睡眠時間が多く取れるということがありがたく、幸せなことに思えます。
またおそらく普通の健康な方に比べて睡眠時間が長いため私はできるだけ寝室空間をより快適に過ごせるように整えています。

例えば、
(1)カバーリング。

   部屋で休んでいる時間が長いため、少しでも快適に過ごすため、季節によってカバーリングを変えています。

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こちらは春。全て白で統一しています。

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こちらは夏。暑さを少しでもしのいで過ごしやすくするためにブルーを入れています。

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そして秋から冬はこちら。

秋口は気温が下がり、寒くなってくるため、白のベッドカバーに赤のクッションカバー。中の掛カバーとシーツは茶と季節を意識します。

そして、冬になり、更に気温が下がって気持ちも滅入ってしまうので、そこアニマル(ヒョウ柄やゼブラ柄)のひざ掛けをポイントで足しています。

こうしたカバーリングは、無印良品やニトリ、ひざ掛けに至っては100円ショップのダイソーで購入したものです。

お金をあまりかけないでも、少しずつ時間をかけて、揃えていきました。

(2)枕元の間接照明

   枕元に間接照明のアロマランプを置いて、少しでも気持ちがリラックス出来るようにしています。

少し形は違うけれど、私が使っているものに近いアロマランプです。

(3)香り

(4)枕

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(5)骨盤ストレッチまくら

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考えてるうちに、眠りに落ち、目が覚めると、痛み止めの薬が効いたのか

先程までの吐き気や痛みがなくなり、 身体も暖まり、また元気を取り戻しました。

病気になってよかったと思わないけれど、乳がんになったことで、こうしたことに気がつけるようになったことには感謝したいです。

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