寅さんと放浪芸

放浪芸の一つにたたき売りがありますが、映画「男はつらいよ」寅さんこと車寅次郎がまさに放浪芸の啖呵芸・たたき売り寅さんになります。

テキヤと称されるあたりと、昭和という時代からするとやくざな商売になります。

また歌「男はつらいよ」1晩には
俺がいたんじゃ、お嫁に行けぬ

また
土地、土地のお兄貴さん、お姐さんにごやっかいかけがちなる若造です。

と言う歌詞があるあたりからもやくざな商売だったのがわかりますが、あくまで放浪芸・テキヤなのでとりまとめしている各地域の元締ではないあたりをみるとグレーといえよう。

やくざの語源は諸説あるようですが、花札のカブに由来する説が有力となっている。
手札3枚の合計が、10又は20になると無得点になる。
「8」「9」「3」の組み合わせは20で無得点になるため、無得点の組み合わせを「ヤクザ(八九三)」と言った。
そこから、ヤクザモノは役に立たないものや価値のないものを意味するようになり、遊び人や博徒など、まともでない者を「ヤクザ」と呼ぶようになった。

この説からすると寅さんは厳密なやくざではなくやくざものといえる。

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