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はじめに

 このマガジンでは、北海道文化団体協議会(北海道文団協)が2019年(令和元年)から開催している「こどもアール・ブリュット北海道みらい作品展」(以下、「こどもアール・ブリュット」)について紹介していきます。
 本展は、2018年に開催した北海道命名150年記念事業「北海道こどもみらい150作品展」をきっかけに始まりました。その背景には、次世代を担う「こども」に焦点を当て、魅力ある文化活動の後継者を育てるという意図がありました。この取組がきっかけとなり、「障がいがある子もない子も同じ場で自由に輝くアートの未来。」をコンセプトにした、現在のこどもアール・ブリュットへと繋がります。
 「アール・ブリュット(Art Brut)」とは、フランス語で「生(き)の芸術」を意味し、制作者の内面から湧きあがる衝動のまま表現された芸術のことを指します。本展は、2023年に5年目(5回目)を迎え、これまでに北海道の小学校・中学校・特別支援学級を含む全ての義務教育学校及び中等教育学校、特別支援学校の小・中学部の児童生徒の作品「1908点」を展示してきました。この中には北海道と友好関係にある中国黒龍江省の子どもたち10人の作品(第5回)も含まれています。
 この膨大な作品の数々が生まれた背景には、子どもたちの創作に直接的・間接的に携わっている学校の先生や家族、地域の関係者、本事業の協賛・協力・後援企業や団体、公的機関の方々の存在があります。
 本マガジンでは、その多様な関係者にスポットを当てながら、こどもアール・ブリュットの魅力についてお伝えしていきたいと思います。
                         (事務局 山崎)

「北海道こども未来150作品展~わたしたちの未来~」(2018)
(札幌市資料館 ミニギャラリー1~6)
「こども+アール・ブリュット 北海道みらい作品展~わたしたちの未来~」(2019)
(札幌市民ギャラリー 第3展示室)
「こどもアール・ブリュット 北海道みらい作品展」(2020)
(札幌芸術交流センターSCARTS・2階モールC)
「こどもアール・ブリュット 北海道みらい作品展」(2021)
(札幌芸術交流センターSCARTS・2階モールC)
「こどもアール・ブリュット 北海道みらい作品展」(2022)
(札幌芸術交流センターSCARTS・2階モールC)

「第5回 こどもアール・ブリュット 北海道みらい作品展」(2023)
(札幌芸術交流センターSCARTS・2階モールC)

「第6回 こどもアール・ブリュット 北海道みらい作品展」
会期:2024年8月15日(木)~17日(土)10:00~18:00(最終日17:00まで)
会場:札幌文化交流センターSCARTS 1階モールA・B
入場無料
(詳細は今後随時発表予定)



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