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「即興」への憧れ



ジャズがすきだ。

決して詳しいわけではないけれど、本当にジャズがすきだ。


昨晩。StacyKentがブルーノート東京に来るというので、ひろねぇ(おば。見た目と声は本当に母にそっくりだとよく言われている。)も誘って聴きに行った。


StacyKentはひろねぇの城(秋田の田んぼの中にあるログハウス風の城)で流れててすきになった。JackJohnson、MindyGledhillなどと同様に、休日のお天気のいい朝に聴くとそれだけでE朝。

昨晩初めて生で彼女の声を聴いて・・・声という唯一無二の楽器があるとすれば、ずっと聴いていたい音だった。


自分の身体からあんな柔らかくてあったかい、もうそれは干したてのお布団みたいな音色が出て来たら、、もう想像しただけで、どんなに楽しいんだろうと興奮した。



彼女のとなりで、ソプラノサックス、アルトサックス、フルートを操る三刀流の奏者は「Myダンナ!」と紹介されていた。


彼の演奏も彼女と同じようにソフトアンドウォーミング。夫婦で演奏旅行だなんて、素敵すぎる。演奏するたび、ふたりは何度でも相手に恋をするんじゃないか。


ジャズを聴きに行くたび、もうここに骨を埋めたい・・・と思ってしまうけれど、何がそんなに私を惹きつけるんだろうと考えた時、ジャズの「即興性」にあると思った。



その瞬間のプレイヤー各々の感情、衝動、さらにはプレイヤー間の“間合い”で生まれる音たち。

音楽が時間の芸術であり、取り返しがつかないものだとすれば、ジャズほど刹那的なものってあるかなぁ・・・と思ってしまう。

もちろん、キチキチっと組み立てていくクラシックもすきだし、優劣はないのだけれど。


感じたまま自分をさらけ出していく、みたいなことが苦手な私にとっては、「即興」で何かを作り出せる人が羨ましくて仕方がない。


普段、その人がどう世界を見ているのか、これまでどれほど弾いてきて、どんな音を聴いてきて、今この瞬間は何を感じているのか・・・付け焼刃でできるものではなくて、なんだかその人が真骨頂を見れるような気がして、、「即興」ってすごく惹かれる。


いつかデートでブルーノートに行くのが小さな夢です。

ウェアイズマイセブ~~~~?





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