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みなし残業代がある人の給与明細を解説します!

SmartHRさんの「今さら聞けない「給与明細」の見方を解説!」がわかりやすいと評判ですね!

ITやスタートアップ界隈で働く皆様は、「みなし残業代」が支給されている人が多いのではないでしょうか?
そこで、「みなし残業代」がある人の給与明細の見方を解説していきます!

サンプルの給与明細を用意したので、こちらを元に解説していきます。

「みなし残業代」がある場合、「定額残業手当」や「固定残業手当」、「みなし残業手当」と言った支給項目があります。深夜手当もみなしで支給されている場合は、「固定深夜手当」という項目もあるかもしれません。

あれ?残業時間が実際の残業時間よりも少ない!!

「今月いっぱい残業したのに1時間になってる!残業代少なっ!!」とショックを受けるかもしれません。

しかし、ご安心を。

「定額残業手当」が支給されていますね。毎月固定の残業代が支給されているため、労働条件通知書(雇用契約書)や就業規則で定められた残業時間数を超えた場合のみ、追加で残業代が支払われます。

給与明細上で何時間相当分の残業代が定額で支給されているかを確認できない場合は、労働条件通知書(雇用契約書)や就業規則で確認できますよ。

こちらは、労働条件通知書の記載例です。

給与明細には、支給額の元となる勤怠情報を記載すればOKなため、「残業時間」と「深夜時間」にはみなし時間数を超過した時間数だけが記載されているケースが多いです。

 「月給29万円なのに、残業手当と深夜手当少なくない…?」

SmartHRさんの記事でも説明がある通り、

残業代=1時間の単価×残業時間数×割増率

で計算した額になります。

1時間の単価は、毎月の固定給である29万円ではなく「定額残業手当」を除いた「基本給」を元に算出されるので、お気を付けください。

1時間の単価=基本給÷1か月の所定労働時間

サンプルの残業手当と深夜手当を検算してみると、

・残業手当=基本給203,000円÷1か月の所定労働時間165.33時間×残業時間数1時間×割増率125%=1,534.8...円 => 1,535円
・深夜手当=基本給203,000円÷1か月の所定労働時間165.33時間×深夜労働時間数1時間×割増率25%=306.9...円 => 307円

となります。

給与明細はノールックという従業員の方も結構多く、給与担当者としては悲しいですが、ちゃんと働いた分正しくお給料が支払われているか、ぜひ給与明細で確認してみてくださいね!

MFクラウド給与をご利用の給与計算担当者で、みなし残業代の自動計算の設定でお困りの場合は、MFクラウド給与のサポートページをご参照ください!

Q. みなし残業代の自動計算には対応してますか?

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