大阪関西万博の記念貨幣って、千円硬貨×10枚セットで13,800円と思っていたらもしからしたら違うのか。1枚で13,800円なのか。
千円硬貨が13,800円って、どういう計算なのか。
記念硬貨はとりあえず千円って刻印するという慣習になっているのか。
「銀」の価値がそれぐらいするのか。
のわりに造幣局のネットショッピングのとこにグラム数は表示していない。
枚数もわからない。こんなの景品表示法上許されるのか。
こんな怪しい商品買う人いるのか?
いるのですね、きっと。その怪しさを乗り越えた人が将来的に価値が爆上がりしたときに右頬で笑うわけですね。

十年ほど前だったか、父が亡くなったあと遺品の中にあった古い切手とか、「これ価値あるんかなー」と思ってとりあえず置いておいた。
中でも、当時皇太子と雅子さんのご成婚記念切手が束ほどあって、そのうちいくつかは台紙付きで、値が付くとしたらこれかな、という思いがあった。
大阪駅前ビルという怪しいビルがあり(本当は怪しくはない)、人通りが多いのは地下の飲み屋の一角とチケットショップが並ぶあたりだが、上階に「切手専門」みたいなかなり入りづらい店が数件あるのを知っており、勇気を出して値を付けてもらいにいったことがある。結構金銭的に追い詰められていた時期かもしれない。
その店主が示した驚くべき金額は、なななんと、額面を下回っていたのでした。「普通に切手として使いはったら」というアドバイスもくれた。
「こんなん貼って手紙出せるかい!」と不敬なことは心にとどめ「あ、はい」と鞄に仕舞って店を出た。
売る方が損…損…ソン…ソン(リフレイン)
いや、私が買ったわけでなく亡き父が買ったわけなので元手ゼロなのだから損ってことはないのだが、、
そういうバブルはなかなか起きませんねん。と、父は伝えたかった。私に。死んでなお。と思うことにした。

にしてもこの大阪関西万博記念貨幣の価格設定は謎である。
でも「貨幣セット」と表示されているからやっぱり1枚ではないのだろうか。あるいは容れ物がもんすごい高価とかかもしれない。

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