⑮カタプラーナ鍋が優秀すぎる。

こんばんは。ぶんぶんです。
今日も、お仕事お疲れ様です。

本日ですが私、持病の偏頭痛で体調が悪く寝込んでおりました。
そんなときにもカタプラーナ鍋は私に優しかった…。
昨日の残りの固くなった白ごはんに、いつかの残りもののオジャコと、小松菜、あとお茶漬けのもとを入れて、水で煮込みました。

これが ↓

あっという間に、美味しそうな雑炊の完成です。

うう…ッ ありがとう…!! カタプラーナ鍋。
先々週に私は料理を失敗したからって、一方的にカタプラーナ鍋のせいにして(?)
先週は、ほとんどノータッチで、君に冷たくあたっていたというのに…。

カタプラーナ鍋は、美味しい雑炊を私のために作ってくれた…!!(´;ω;`)


体調が悪くなって、カタプラーナ鍋の有難さを身に染みて感じたよ…。
一人暮らしだと、体調悪くなっても独り。
咳をしても、頭が痛くても、吐いても独り。

①料理を作る体力はないけど、体力取り戻すための温かい雑炊がお手軽に食べたい…。

②でも買いに行く気力もないし、誰かに頼るわけにもいかない。

①じゃあ自分で作るしかないが、作る体力がない。あれ?これさっきも考えたぞ?

この負の輪廻から助けてくれたカタプラーナ鍋。ありがとう…

こんなときにカタプラーナ鍋は、ご飯と水と冷蔵庫にあったものを適当に入れ、火をつければ、10分もすると温かいワンランク上のお雑炊を作ってくれる…(´;ω;`)

左は梨。雑炊は生姜とワサビを入れた。美味しかった。

け、結婚しよう…?


(体調不良で思考力がゼロになっている)

ということで、今回は本当にカタプラーナ鍋に助けられた一日でございました。
なんでしょう。たしかにお茶漬けのもとだけでも、良かったとは思うんですけどね。でも体調不良の時って妙にメンタル擦り減っているんで、理由もなく超ネガティブになってたりして、いつものインスタント食品だけで食事を済ませると、すごく寂しくなっちゃいません?
誰かがいたらこのインスタント食品になんか一工夫して、ちょっとレベルアップのご飯作ってくれたりとか!もしくは普通にうどんとか作ってくれたりとか!!そういうのが妙にセンチメンタルに恋しくなりません…?
え、ない…?うそ…

とにかく!ぶんぶんは、体調不良のときこそインスタント食品じゃない、一工夫した温かい飯が欲しかったわけです。←

それをカタプラーナ鍋は、やりとげた…。


もう結婚しかなくない…??(極端←


あと今から全然関係ない話します。もう知らんがなの方はここでブラウザバックですぞ!!
--------------------------ブラウザバック!!*
今日はですね。
吐き気と戦った結果、汗をたくさんかいたので何回も風呂に入ったのですが、何回もお風呂に入ると、いつもフランスのナビ派の画家ピエール・ボナールの絵を思い出しまして。そのこぼれ話をしようと思います。

ボナールの絵によく入浴中の女性の絵が描かれているんですが、
あ、画像検索のリンク貼っときますね。↓

この絵に描かれている女性はマルトといい、ボナールの恋人でした。(だいぶ晩年に結婚してます)

そのマルトに晩年ボナールはバスルーム(猫足付きのバスタブ)をプレゼントしました。で、マルトはそれ以降、ずっと暇さえあればお風呂に入っていたそうなんです。ボナールはその入浴姿のマルトを何枚も何枚も描きました。
当時、入浴はめっちゃお金がかかることだったんで、
(そもそもバスタブがない家庭が多かった。入浴する部屋だけあって、桶にお湯を持ってきて、そのお湯で身体を拭くだけのかんじ。)
マルトはボナールに愛されてたのかな~と思う反面、なんかあの二人には誰にも言えない薄暗い秘密があったようにも感じます。

そもそもマルトって謎が多い女性で(最初にボナールが出会ったときは名前と年齢を偽っていたとか)、彼女の過去については分からない事が多いみたいなんです。
何の本か忘れましたけど、マルトの過去は娼婦だったんじゃないかとか、彼女についての記録が残っていないんで色々な憶測が出てるんです。
だから結局のところ私たちはマルトの本当のことはわからず、ボナール特有のタッチである、淡く、カラフルな湯気のような空気感の中に居続けるぼんやりとした姿の彼女を見続けて、彼女の気持ちに想いを馳せることでしかできないんじゃないかなと思うわけです。

それで想いを馳せるのはどういうときかというと、今日みたいなとき。
自分がこういう体調不良のとき養生で何回もお風呂に入っていると、いつもふと彼女の姿を思い出します。

ボナールの絵から伝わってくる彼女の姿が、幸せそうなものかといえば、色彩は幸せそうなんですが、彼女の姿からはなにか薄暗い「陰」のモノを私は感じるので。その雰囲気が私にとっては自分が病気をして、汗をかいて、完治してないんで呼吸の息苦しさがある中で入浴して、いつもなら昼の入浴は贅沢って思うんですが、頭がガンガン痛くて吐き気もあるんで、そういう気分にもなれず。でもお風呂に入っているときだけは、お湯の温度を肌で感じるので、少しだけ頭痛の痛みが和らいで、病気のことを少しだけ忘れることができる。

…そういう感じが、なんかあのマルトの姿と似てるよなって勝手に思っています。
彼女もなにか心に負った傷があって、それを誰にも言えずに、ずっとお風呂のお湯で洗い流しては消して、また傷を思い出しては、洗い流してを繰り返して傷を自分で慰めていたのかなって。

実際にマルトは持病の神経症を患っていたという話がありますし、そもそも初対面で名前と年齢を偽ってボナールに会っていた(しかもだいぶ長いこと偽ってた)ってことは、憶測ですけど、彼女自身、過去の自分と決別したかった思いがあったのかもしれないですよね。
ボナールと会っていたときだけ、別の自分でいられた…とか。そういう理由で。

あとボナールはボナールでマルト以外にも愛人がいて(マルトよりもめっちゃ若い)、ボナールとマルトが結婚したときにその愛人は自殺しちゃったらしいんです。

まぁなんでしょう。そういうことって歳を重ねれば重ねるほど、苦しい気持ちって言葉にできないもんですよね。おいそれと第三者に話せない。でもずっと自分の中に潜めとくのも辛い。だから定期的に身体に刺激を与えて(この場合、身体に温かいお湯をかけて流すという行為で、嫌なものを洗い流しているイメージ)なんとかその苦しさから入浴中だけは解放されて、(後悔か懺悔かわからないですが)、そういう息苦しさから日々をごまかして、生きながらえている…。

マルトはそんな気持ちで、お風呂にずっと入っていたのかな…とか。
そういう推察なら、あのボナールの入浴の絵から伝わるカラフルな色彩のなかに潜む仄暗い「陰」な雰囲気はなんか納得できるな(個人的に)とか。

そんなことを考えてました。

いや、暗いわ…。今日の話、暗いんですわ…。

だめだ、やっぱり今日はメンタル暗い日なんですわ…!!

ここでもう一個、別の話題を振って終わりにしとこ!

今日はナスが冷蔵庫で半腐りしてましたわ…!!!

やべぇ…!どうすんのアレ…!?

明日はナスの料理かな…。明日までに全腐りしてないかな…大丈夫だよね…。

今日はそんな風に願いながら、終わりにします。
おやすみなさい。

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