希望粒子

創作婦人会での
にのみやなつこさんの
「希望粒子」の
美しさに打たれている。

重ねられた小さきひとつひとつは
フレンチノットの刺繍であり
キラリとひかるビーズだ。

美しい色を纏った
そのひとつひとつが
しずく形や円形のなかで
集い重なり相対し引き立てあう。

その見事なグラデーションには
輝きや流れがあり
ふっととどまる溜まりがあり
思いがけず溢れ出るものもあり

そのそれぞれの世界が
遠い宇宙の営みのようでもあったり
ひとの思いの形であったりと
こちらの想像を大きく広げてくれる。

そして「希望粒子」という
壮大なネーミングに心洗われる。

ものを作ることは
世界をひろげることです、と
教えてもらう。