遅発性ジスキネジア
オーソモレキュラー医学入門より
精神安定剤として、フェロチアジン系、 チロフェノン系、 非定型構成新薬があるが、これらはいずれも多くの重い副作用や有害反応を引き起こす。このうち最も重い副作用の1つは遅発性ジスキネジアである。 重度の遅発生ジスキネジアは、精神安定剤で3年以上治療された60歳以上の患者のうち50%に見出される可能性がある。長らく精神科たちはこの状況を直視することを避けてきた。彼らは多くの患者に出ているこの症状をみまいとし、 その深刻さを過小評価してきた。しかし、症例が蓄積してきたため、精神医学はこの問題に向き合わざるを得なくなった。多くの精神科医が思っているのは、たとえ 遅発性ジスキネジアが 発症しても症状が軽ければ、精神安定剤の使用は正当化される。デメリットよりもメリットの方が大きいのだからということである。明らかな症状は、筋固縮、アカシジアその他の異常運動である。
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