有害金属

ある種の変性疾患は鉛、水銀、カドミウム、アルミニウム、さらには銅などの金属の蓄積によって引き起こされている可能性があります。
老化自体がこうした金属の負荷によって引き起こされている可能性があります。

ひさしきに渡りアルミニウムには毒性がないと考えられてきたため私たちの身の回りにはたくさんのアルミニウム製品で溢れかえっている。なべ、ベーキングパウダーなど、、、。だがアルミニウムは我々の口にするもの、身につけるものに非常に多く用いられているので、知らないままにアルミニウムの毒性に苦しんでいる可能性があります。

アルミニウムは胃の制酸剤、歯磨き粉、ベーキングパウダー、制汗剤、調理器具、アマルガム、食品添加物、食品包装、化粧品など多くのものに使われています。
アルミニウム脳症は最もよくある老化の症状であるアルツハイマーと関連しています。患者の脳や脊髄液には非常に多くのアルミニウムが存在することがわかっています(そういう情報は日本では特に広まっていませんが)。

これら重金属は体内には有害で多くの人は重金属の量を減らすための治療が必要だと思われます。毛髪や歯の鉛濃度が高いことは小児の行動障害と関連していることが多い。車の排ガスは鉛汚染の主な元凶だった。交通量の多い地域では車の排ガス由来の鉛が土壌に蓄積し、この地域で育った野菜から鉛中毒になる例もある。古い鉛の水道管から鉛が溶け出す例もあるし陶器の釉薬に含まれる鉛も危険です。

水銀はどうでしょうか。統合失調症患者の中には過剰な血中濃度の水銀が原因で統合失調症になっている例もあります。水銀の過剰摂取でよくあるのは口中のアマルガムが溶け出す例。歯科医が水銀中毒にかかる例も多い。水銀は魚にも含まれている。特に何年もかかって育つ大型魚は重金属を蓄積している可能性があります。

重金属を体内から減らすためにはまずは身の回りを見まわし、生活習慣や住環境を確認し、重金属を取り込んでいる可能性があるものを洗い出して極力それらを生活空間から排除するように努めることが最初になります。
次に食生活では野菜などの食物繊維を取り入れること。食物繊維は重金属と結合して体外に排出してくれる作用があるからです。
次に考えることはいわゆるキレート剤を使うことです。よく知られているはEDTA,炭(粉末状のもの)などですが、入手しやすく安価なものとしてはビタミンC(アスコルビン酸)があります。ビタミンCは重金属と結合しやすいのです。

重金属のデトックスについてはまた別の記事にまとめてみたいと思います。



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