イジワルなボクと悲しみのボクと憎しみのボクと

イジワルな小学生のボクはイジワルなのでかくれんぼで範囲外の所に隠れるから絶対に見つかりっこないので勝利を確信してみんなが諦めるのをひたすら待ちながら一人でニシシとイジワルな笑みを浮かべていたけどみんながボクを必死に探している様子を陰から見ていたらまたもやニシシと笑いが込み上げてきてニシシと笑っていたら次第にみんながボクをめちゃくちゃ頑張って探すのに飽きてきたみたいなので頑張って探さなくなったたかし君がボク君はきっと帰っちゃったんだよーと言うけどボクはそんな途中で帰る事なんてしないと憤りを感じて今すぐたかし君に手をバタバタ上下に動かしながら憤りをぶつけたかったけどそれを伝える為にノコノコ出ていたったらたかし君に見つかってしまうのでそもそもそういう作戦をめちゃくちゃ使ってくるたかし君かもしれないので子供ながらに高度な心理戦を使いよるわと思ったボクはぐっと我慢して息を潜めて隠れていたけどそれでもやっぱりボクを見つけられないたかし君御一行はもうボク君は帰っちゃったんだよーとついには諦めて帰ろうとしたからそこで引き留めれば良かったんだけど範囲外のところに隠れたボクにもたくさん後ろめたさがとてもあったのでネタバラシをする事が出来なくてそのままみんなが帰っていく背中を黙って見ていたら段々悲しくなってきてボクは悲しみに明け暮れた時間帯がちょうど夕焼けで真っ赤な夕焼けがとても悲しく思えて真っ赤な夕焼けの赤い色がボクの心を象徴している赤色みたいで段々その赤い色が血塗られた憎しみの赤色へと変わっていってボクは憎しみの存在となった翌日にはたかし君は何で昨日先に帰っちゃったんだよーとニコニコしながら言われた憎しみのボクはごめんごめんと笑いながら嘘をついて憎しみを心に秘めながらニコニコと笑顔を浮かべたんだけどたかし君のニコニコ顔の裏にもなんで帰ったんだ憎しみたかし君がいたのかもしれないので憎しみのボクと憎しみたかし君の二人でニコニコニコニコ笑みを浮かべていた憎しみ小僧二人

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