佐倉杏子のイベストが神過ぎる

　今回のイベストやべえよやべえよって思っていてもたってもいられなくなったラジカルです！！

イベストを通して感じた事を吐き出したくなったのでここに記そうと思った所存　　　　　　勢いで書くと思うから非常に読みづらいと思うけど勘弁して下さい

個人的に佐倉杏子の永遠のテーマとして自身を許せるかってのが重要なポイントで、そういう意味でも今回のイベストは一つのアンサーとして決着のついた大事な物語だったと思った

杏子のイメージとして誰かと話している時やジャンクフードを食べている時なんかも過去の後悔ってのが常に頭の片隅にある状態で心の底から楽しいだとか嬉しいだとかの感情に振り切る事が出来ない悲しい存在　　　　　　　　　　　　　　　　　

口では希望と絶望は差し引きゼロだとかもう二度と他人の為に魔法を使ったりしないなんて言っていかにも割り切ったような顔をしているけど(実際にさやかにも何も考えてなさそうとか言われてたもんな)自分で吐いた言葉に一番縛られているのは自分自身っていう一種の呪縛の言葉だよな　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

とは言っても絶望しないで生き抜く為にはそう思う他無かったというのがまた悲しい、、本当は誰よりも愛と勇気が勝つストーリーを望んでいたのに、、

そんな杏子がマギレコ時空でも誰かを助けたりするってのが多くなって実際にいろはやその他何人かになんだかんだ助けてくれる優しい人って思われてて、だけど当の本人はやれ人助けだの正義だのみたいな純粋な善の心で助けている訳じゃなくて自分に色々理由をこじつけて結果的に自分の為になるっていうワンクッションおいてから相手を助けた事にするっていう非常に面倒な性格なんだけどそこがめちゃくちゃ愛おしい

そんで今回の話では杏子がサチオ&シマコを迷わず助けた事から他人の為に魔法を使わないっていう信条が崩れ始めて悩み出すけど、それはやっぱり杏子が誰よりも愛と勇気が勝つストーリーを心の奥底で望んでいる希望の魔法少女だからこその葛藤だと思ってる　　　　　　　　　　　　だけどそんな希望の魔法少女に希望と絶望は差し引きゼロだなんて言わしめる事になった親父さんの一家心中は辛い、本当に辛い、、　　　　　誰かの為に願った奇跡が破滅を招いたと知ったらそりゃ自身の祈りを恨むよな、呪うよな、、他人の為にたった一度の奇跡を祈れる優しい子なら尚更

個人的に今回の辛かった場面ってのが過去の自分と対面した所、、しんどい……とにかくしんどい　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　置き去りにされた過去の杏子は未だに一人悲しんでいるからな、、苦しんでいるからな、、切り捨てる方も救われないし切り捨てられた方も救われない、、救われない世界だ、、　　　　　　そんな過去の自分に当時の辛い感情を見せつけられて現在の杏子が気付いてしまった事は《同じ間違いを繰り返すのが怖い》ということ　　　　そうか、、杏子は怖かったのか、、　　　　　過去の自分が嫌いとか憎いじゃなくて怖かったのか、、　　　　　　　　　　　　　　　　　　誰かの為を思って行動して辛い思いをするのが怖いから、、だから今の信条が出来上がったのか、、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　杏子の奥底では怖いという感情が渦巻いている事を知ってめちゃくちゃ悲しくなった　　　　　　　自分の醜い本音を理解してしまうっていうのは本当に恐ろしい事だと思っていて、理解してしまったらそれと向き合わなければならない、、　　　切り離さなければならない程に絶望した過去と向き合うってのが杏子にとってどれほど辛い事なのかは想像に容易い

だけどそんな杏子が死ぬほど後悔した過去の祈りのおかげで小さな救いがあったと知って、それに対して希望を見出だしてくれた事が物凄く嬉しかった　　　　　　　　　　　　　　　　　奇跡の対価として絶望は大きかったけど、それでも救えた人がいたんだよ杏子……！！杏子の祈りが全くの無駄じゃなかったんだ……！！この事実は俺自身も救われた

そして物語は最終局面を迎えて過去の自分が欄干から飛び降りようとする場面へ

小さな希望を見出だして過去の自分を助けようするも、ここでも後悔から産まれた信条や今までに吐いた言葉が自身を縛りつけるんだよな、、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『奇跡を祈れば同じ分だけの絶望が撒き散らされる』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『もう二度と他人の為に魔法を使ったりしない』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　呪縛の言葉、、同じ間違いを繰り返したくない、、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だけどそんな杏子がついに、ついに過去の自分に向かってもう捨てたりしないと言い切った……！！これは本当に凄い事！！初めて杏子が自身に手を差し伸べる事が出来た瞬間……！！あの杏子が！！誰よりも後悔して絶望して希望を諦めて過去を奥底に閉じ込めた杏子が！！ついに！！ついに自身を抱き締める事が出来た瞬間！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ようやく、、ようやく自身を許せる事が出来たんだな……！！過去を拒絶じゃなくて真正面から向き合って受け止められるようになった杏子……！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これは杏子推しなら誰もが望んだ世界……！！嬉しすぎてヤバい！！めちゃくちゃヤバい！！！もう杏子以上に俺が救われた瞬間だった……！！

きっと杏子はこれからも今まで通りに自業自得の人生だとか自分の為に魔法を使うっていうスタンスは変えないと思う　　　　　　　　　　　　　　だけど人助けする時なんかは今までと違って損得関係無しに純粋に助けたいっていう自分の想いで人助けを出来るようになったのかなと思う

自身を許せるようになったから自分の心にも素直になれた杏子、間違いなく希望の魔法少女だよ……！！

今回の話はあくまでマギレコ時空の話だからまどマギ本編の杏子とはまた別の話になってしまうけど、それでもマギレコ時空で自分を許せる事が出来たのだからきっと他の時間軸でも同じように自身を許せるようになる時が来るかもしれない　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんせ杏子は誰よりも愛と勇気が勝つストーリーに憧れているのだから！！

幸せになってくれ杏子！！！