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明日の朝恥ずかしくなるいつものやつだとしても

はろーどうも、ぱやです。


先日30歳になりました。イェーーーーー。

わざわざお祝いのメッセージをくれた方々、
本当にありがとうございます。
これからもぱやをよろしくお願いします。


まあ30歳になったからって
急激に何かが変わるわけじゃないけど。
でも他人からの
見られ方は変わるだろうなと思う。

仕事で言えば、27〜29歳の
「若造でもないしベテランでもない」
みたいなむずがゆいステージから
ようやく抜け出せた気がするから
やりやすくなるのかなとか、

プライベートで言えば、
「え、まだ独身?なんで?」みたいな
見られ方をするんだろうなという想像。

あと偏見だけど、
好きなことやってるだけで
「へー、あの人30にもなって
まだあんなことやってるんだ」
ていう視線が痛くなる頃な気がする。

だから何も変わらないなあ、
とか言ってる場合じゃないと思ってる。

30歳になったからこそ変わらないと。

ただ、この1〜2年で30歳になる
心構えはしてきたつもり。


恥ずかしながら俺は28歳になるぐらいまで
めちゃくちゃ子供だった。

自分からは一切動かず、
他人に全部任せるくせに
その割にはぶつくさ文句ばかり。
他人のために何かをするなんて
ただの一回だってしたことがなかった。
自分のためだけに生きていたし、
それが正しいって思ってた。

『それ、俺になんのメリットがあるん』
が口癖。マジで恥ずかしい。

仕事、人間関係、何もかもに対して
愚痴ばかり、言い訳ばかり。

そのくせ自分は気高い人格者で、
能力もあって、できる人間だと勘違いして、

『だからあいつは駄目なんだよ』
『誰も俺のこと何もわかってない』
『みんな、なんでそんな考え方なんだろう』
『全員俺と同じ考えなら世の中上手くいくのに』

とか言ってたかを括ってなんの努力もしない。
自分が正しいと思ってる奴が嫌いだと言いながら
まさに自分がその頂点だった。

そうやって生きていたら
コロナ禍の後押しもあって
ついに自分の周りから人がいなくなった28歳。

やっと1人になれたわ〜なんて思ったのも束の間、
生活が空っぽだということに気付く。

変わらなきゃいけないんだろうなとは思いつつ、
なんで自分が変わらなければいけないのか
納得できずにいろいろ葛藤。

それでも今の生活はつまらないから、
このままではきっとダメだろうからと、
これまでと真逆のことを無理やりやってみる。
他人のために尽くして、頑張って、努力して、
無駄だと思うこともやって、
人の役に立てることをとにかくやった。
誰の役にも立たない歌とギターは辞めた。


人からありがとうと言われることが増えて
ある日自分の中でパチンと音が鳴った
感覚がして気付いた。

自分が大した不幸に見舞われることもなく、
これまで生きてこられたのは、
ただただ良い人たちとの
出会いに恵まれていたからだということ。

その出会いの全てが自分の力ではなく
ただのラッキーだったということ。

何もせず逃げてきただけだということを
きっと周りの人たちには
見透かされているであろうということ。

見透かした上でその人たちは無償の愛で
自分を救ってくれていたのだということ。

それに気が付いたときには
恥ずかしくて惨めな気持ちになったけど、
一生気付けないよりは良かったと思う。


そして29歳。
去年の誕生日は誰とも過ごさず迎えた。
ただのくそつまんない一日になってしまって
惨めな気持ちになった。
祝ってもらえなくて当然の人間なのは
頭ではわかっていたけど、
なんかすごく落ち込んだのを覚えてる。

その後Silver Jubilee幕張メッセの配信を観た。
BUMP OF CHICKENのライブを観て
あんなに泣いたのは初めてだった。

10年前に聴いていた曲たちが、音楽が、
ちゃんと、ずっと、そばにいてくれたことに
気付いた。不思議な感覚だった。
まさにポケットひっくり返したら
曲がコロンと出てきた感覚だった。

たぶん、去年の状況的に
他人からすれば屁でもない状況だったけど
辛かったんだと思う。苦しかったんだと思う。
信じられないぐらい泣いてしまった。

そのあとは歌うことを再開して、
SNSでBUMPのアカウント作って
配信ごっこしたり…
そしたら本当に少しだけ、
役に立たないはずの音楽が人の役に立った。

とまあ色々あったけど、
30歳になるまでに滑り込みでやっとこさ
ギリギリ大人にはなれたかなと思う。

今年の自分の誕生日は
ある意味どうでもよかった。
自分の誕生日なんかより
周りの人たちが幸せかどうか、
そのために自分に何ができるか、
30歳になったからこそ出来ること、
やらなければいけないことってなんだろう、
と自然に考えられるようになった。
まだまだ実行に移せてはいないけど。

頑張らないとね。

誰かのためになること、
自分のやりたいこと、
自分にできること、
自分がすべきこと、
今はその全部が重なる部分が
ようやく見えてきたような気がするし、
見つけられるようになった気がする。

『大人になるって
きっとこういうことでいいんだよな』
と自分に言い聞かせつつ、
それでも自分のことは疑いつつ…
またたかを括らぬよう…

死ぬまで自分のことは嫌いでいい。
俺は頑丈なのでそんなことでは壊れないし、
むしろそれぐらいがちょうどいいということは
この30年でよく知ってる。


死ぬ時に、
この世界に大切な人が沢山できた、
大切なものがこんなにも増えた、
それに対して精一杯恩返しができた。

そう言えますように。


読んでくれた人ありがとう。

またね!


【今日の一曲】

二十九、三十
クリープハイプ


誕生日に食った焼肉(ホソ)

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