見出し画像

軽めの依存症から立ち直った話 簡易版

抜毛、拒食や過食、スマホ。気がついてみるといろんなものに依存してしまっている。
止めようと思ってもなかなか止められず、いつもそのことを考えてしまう。。。そんなことはないですか?

私は、比較的軽度だけど複数の依存症でした。
※辛い症状や、重い依存症で悩んでる方は参考にならないかもしれません。ぜひ専門家の助けを借りてくださいね。

私の体験を含めた、うざ長いバージョンは後日アップします。

まずは「ヤバイかも」と気付くのが第一ステップ

依存症というのは、本人は気づきにくい事が多いです。
大変な経験をしても喉元過ぎればなんとやらで、すぐ同じことを繰り返してしまう。

私の場合、小学生時代の抜毛症から始まって、拒食症や過食嘔吐、アルコール依存、仕事、恋愛、S○X、スマホ依存まで程度は軽めだと思うけどいろいろやらかしてきました。

画像1

隠れて食べたり、周りにも酒好きが多くみんなもそうだから大丈夫と思ったり、家族や友人から怒られても「ほっといてよ」と思ってしまったり。

「止める以外に道はない」と本人が強烈に思う「底付き体験」が必要だとも言われますが、そうなるまで放っておくと最悪の事態になってしまいます。
できるだけ早い段階で「ヤバイかも」と気付くのが第一ステップになります。

周りの人が本当にどう思ってるか、自分の客観的な姿を知る

自分ではうまく隠せてると思っていても、実は周りにはバレバレの事も多いです。知らないうちに、周りの評価がだだ下がりなんてもことも。

信頼できる人に相談して、ほんとはどう思うか聞いてみるのもひとつの手段です。

私の場合、大好きな人に浮気され、人に冷たくされ、悲しくて恥ずかしい思いをしてやっと、おかしいのは自分かもしれないと気づきました。
それはとても辛かったけど、本当のことを知らなければ未だに依存で辛い人生を送っていたと思います。

ほんとうにこのままの人生でいいの?と自問する

なにかしらの辛い経験や、現実、自分の弱さなどから逃れたくて依存している人も多いように思います。

画像2

Photo by burak kostak

その上自分の体や人生が大切と思えないため、なかなか依存を止めることができません。

でも、ほんとのほんとに、このままでいいのでしょうか?
今は若くて健康に問題がなくても、中年、老人になった時は?
誰かに迷惑をかけたり、悲しませたままでいい?

ちょっと考えてみようかな、相談してみようかなと思う事は、明日や数年後にすごい後悔するよりもハードルが低いです。

私も渦中に居る時はそれでもなかなか止めれませんでした。でもいつも挫けそうになった時、このままでいいのか?と考えることは励みになりました。

このまま続けるとどうなるか、体験談を知る

依存症を続けると、健康、資産、人生をだいなしにしてしまいます。
依存症が原因で半身不随になったり、最悪死に至ることも。家族や友人を苦しめ、気付いたときには誰も居なくなってしまうこともありえます。
ネットで探すといろんな体験談を読むことができます。

NHK福祉ポータル ハートネット 依存症家族の悩みや体験談

「固い意志に頼る」「自分に厳しく」は逆効果?

「変わらなきゃ!」と決心するのは大切だと思います。
なぁなぁで「やめなきゃなぁ〜でもな〜」と考えるより、自信はなくてもいいから「やめるぞ!」と言い聞かせる方が、自分の心に響きやすい。

でもそこからは意思の力だけに頼らず、利用できるものは全て利用する。

やりがちなのが「なんて自分は意志が弱くてダメなんだろう」と自分を責める事です。それってただでさえ険しい山道に、自分でマキビシを撒くようなもので、余計道のりを困難にしてしまいます。

画像3

人に助けを求めたり、ちょっとしたコツ、気付き、なんでも利用しながら少しづつ改善していくのがいいのかなと思います。

自助グループや専門家に助けを求める

専門家や自助グループに相談するのが一番といろんなところに書いてあります。

私自身、長いあいだ自分は依存症だとは気づかず、なんとなく気付いてからも自分でなんとかしようとしてしまったため、とてもとても長い時間や大切なものを失ってしまいました。

もっと早くに誰かに相談していれば良かったなと思います。

依存対象と嫌なイメージを結びつける

私の場合、意外とこれが効果がありました。

当時お気に入りのバーで朝まで飲むことが多かったのですが、そのバーで酔って知人に絡み、冷たい視線を注がれたのが「ヤバイ!」と気づいたきっかけ。そのバーに行きたくなったら、冷たい視線を思い出す。これでバーに近づくことがなくなりました。

家で「飲みたい!」と思ったら、二日酔いの嫌な気持ちや一番苦手なお酒の味などを思い出して、お酒=楽しくないイメージをするようにしました。お菓子も、食べたくなったら一番キライなお菓子だけそばにおいておくとか、依存してた恋人も嫌なとこだけ思い出すようにしました。

これで数ヶ月アルコールや過食を断つことができました。
ある程度は効果があるけど、居てもたってもいられない不安を感じると今度はスマホなど他のものに依存してしまうため、根本的な解決が必要だと思うようになりました。

そもそもどうして依存するようになったのか、思い出してみる

あなたは依存することで何かから逃げていませんか?

私の場合、子供の頃から自信がなく両親からも責められ、嫌なことがあると抜毛症や拒食、過食などに逃げるクセがついていました。
気持ちのコントロール方法を学ばず逃げぐせがついてしまうと、自分からも逃げるようになり、だんだん自分のことさえ分からなくなってしまいます。

ストレスと上手く付き合う方法を学ぶ マインドフルネスが効果的

マインドフルネス、なんて聞くとGoogleの社員とかもやってるらしい、意識高い系?と思うかもしれません。

正しいか分からないけど私がやってるのは、瞑想とまではいかなくても、今まで無視して来た自分の感情をそのまま受け入れる、という感じ。

例えば、今不安でイライラして仕方なくなったら、今まではお酒とかに逃げてたけど、その不安がどこにあるのか、どんな感じか、など淡々と観察してみる。

画像4

最初は難しいけど、慣れてくるとかなり心が落ち着きます。
自分の気持をないがしろにしないで、常にどんな気持ちでいるのか観察するのです。

ネットにはいっぱい方法が載っています。よかったら自分のやり方を見つけてみてね。

弱い自分を受け入れて、向き合ってみる

自分の気持ちを観察できるようになってきたら、今度は自分って結構思い込みがあることに気付きませんか?

私の場合、ものすごい思い込みでがんじがらめになっていました。
例えば、役に立たない私は生きてる価値がないとか、弱さは悪いことだとか。

弱い自分を責め続けている人も多いのかもしれない、なんて思います。

弱いことは悪いことだ強くなれ、と自分を責め続けてると、逆に全く力が出ない。それより、今の私は弱いんだでも弱くても良いじゃないかと認めてしまえば、不思議と努力する力が出てくる

私の場合はそうでした。
とても難しいけど、まず自分の思い込みを観察する、その考え方は自分を苦しめてないか自問する、他の考え方にも触れて受け入れてみるという感じです。

方法は長くなるので、別のエントリーに書きますね。

画像5

今の私は、もう何年も摂食障害は起きてないし、お酒もほとんど飲んでいません。たまに付き合いで飲みに行っても1、2杯で止めれます。一時はやばかった恋愛依存も、スマホ依存もありません。

どうか、あなたも楽になりますように。

サポートしていただいたら、小躍りして喜びます 🕺