皐月賞2024 考察⑥中山芝2000mで圧倒的な戦績を示した陣営…
今年の出走メンバーが出そろったので出走馬の
「種牡馬成績」「BDサイアー成績」「調教師×騎手」での成績を確認します。
以下は中山芝2000mの過去5年における成績となります。
また、今回使用するデータは
種牡馬成績、BDサイアー成績については「3勝クラス、オープン」、
調教師×騎手についてはクラスによる補正ではなく「過去10年の中山芝2000~2200m」におけるコンビでの成績を取得しています。
種牡馬成績
相性の良いと思われる産駒は以下の通りです。
(自身のみの成績の馬は省いて挙げています。)
スワーヴリチャード (1 - 1- 0 -1 33%- 67%- 67%)
ドゥラメンテ (2 - 4 -3 -15 8%- 25%- 38%)
キズナ (4- 0 -2 -27 12%- 12%- 18%)
1.の産駒については今回出走のレガレイラ、アーバンシックの成績になります。両者は母父、祖母まで同じであり近親にディープインパクトがいる血統です。別の2頭が共に同じ血統で好走しているあたり、サンプルは少ないですが適正はあるといえます。
2.の産駒については、これが一番サンプル数も多いため信頼性は高いと思われます。皐月賞がキングマンボ系が強いのとも合致します。
3.については複勝率こそ低いですが勝率・勝利数では今回の中では一番高い血統と言えます。ちなみに父のディープインパクト産駒はイメージと違い中山成績は東京芝2000mより高く得意です。
BDサイアー(母父)成績
こちらについては少しだけ触れておきます。
気になった産駒は以下の通りです。
マンハッタンカフェ (1 -1 -1 -7 10% - 20% - 30% )
ゼンノロブロイ (1 -0 -3 -8 8% - 8% - 33% )
Monsun (0 -2 -0 -3 0% - 40% - 40%)
上記の馬はどれも中長距離以上で活躍しているという共通点があります。
このことからスタミナ色が強い産駒が好走傾向にあるともいえます。
調教師×騎手
コンビでの開催距離毎のため基本的にサンプルは少なくなりますが
今年はその中でも特徴が見えてきます。
武井 亮 × 横山 武史 (4 -3 -1 -3 36% - 64% - 73%)
安田 翔伍× 横山 典弘 (3 -0 -0 -3 50% - 50% - 50%)
友道 康夫× 戸崎 圭太 (0 -2 -0 -4 0% - 33% - 33%)
矢作 芳人× 坂井 瑠星 (0 -1 -0 -9 0% - 10% - 10%)
木村 哲也× 北村 宏司 (4 -3 -2 -21 13% - 20% - 30%)
1.は、これは圧倒的な成績になっています。
横山武騎手自身も皐月賞は2勝しており、種牡馬成績でみても相性が良いため、馬券的には無視できないです、
2.は、やはりというべきか極端な成績になっています。
エピファネイア産駒も過去に皐月賞を勝っているので判断が難しい印象です。
3.は、無難な成績かもしれません。関東JKと関西TRのため
それほど機会がないことを考えると十分かもしれません。
4.が少し衝撃の成績です。
このコンビは今や勝負気配の高い組合せですがこのコースでは全く成績を残せていません。関西所属なので基本的に重賞レースなどで乗りにくるケースが多く難しいレースになるのは当然ですが中山2000mに限れば9回出走(内7回が重賞)一度も馬券内がゼロなのは、かなり気になる数字です。
5.は今回ルメール騎手から乗り替わりとなり数字的にどうかというところですが、悪くはないように思います。勝数もルメール騎手に次いで2位であり出走数は一番多い組合せです。
ただし、木村厩舎が全体的に高いということと、勝率が比較するとかなり下がるため勝ち切るかとなると難しい判断となります。
ホープフルSを勝ち血統的にも強調材料があるため馬券的には無視できません。
まとめ
種牡馬成績、調教師×騎手成績より注目は以下。
アーバンシックの評価が高い。
レガレイラの乗り替わりの影響は馬券内という意味ではそれほど悪くない
シンエンペラーは陣営がかなり不安。
アーバンシック
・血統:〇
・陣営:◎
レガレイラ
・血統:〇
・陣営:〇
ミスタージーティー
・血統:〇
・陣営:判定不能
ジャスティンミラノ
・血統:▲
・陣営:〇
シンエンペラー
・血統:判定不能
・陣営:×
ダノンザテイル
・血統:▲
・陣営:〇
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