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2023.4.28 「外貨建て」国債? 三橋貴明氏 

財務省は狂った なぜ、外貨建て国債を発行するのか、意味が分からない!【三橋TV 第696回】 2023.04.28

https://youtu.be/Wd0t8Ec6_A0

1:22~


財務省が狂った?「法律」の一部を「改正する」案


三橋氏

今日はね、ちょっとね、「財務省」の話なんだけど、

高家氏
はい。

三橋氏
「本格的におかしくなってきてるな、あの連中」と思うお話。

高家氏
どうおかしくなってるんですか?

三橋氏
ブログはですね、「4月13日」のエントリーです。
「財務省が狂った!?」、本当に「狂ったんじゃないの?」と思ったような話なんですけど、
ここで取り上げた「財務省」の「新しい法律」がこれなんですね。

「国際通貨基金」、「IMF」だね、「及び、国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案」、

当たり前だけど、「日本」は「IMF」にも「国際復興開発銀行」にも「加盟してます」から、
「その法律の一部を修正する」と、そういう「法律案」なんですね。

いざという時のために「基金」を作る(←これは良い)


で、この趣旨は、「ウクライナの復興支援や、公衆衛生危機への対応強化が国際的な課題となっている」と。

つまり、「ウクライナ危機」とか、あと「コロナ」ですよね。
それを背景に、「国際復活開発銀行」、「世界銀行」と言います、
「世界銀行において、こうした課題への対応を目的とした基金の 設立が進められている」、これはいいです。
「基金」っていうのは、「お金」貯めといて、いざという時に「それを使いましょう」という話でしょ?

「このような危機に対して、国債による拠出を可能とすることにより、世界銀行の知見を活用した国際貢献を可能とする」。

「国債」を発行して、それを、例えば「世界銀行」とかの「基金」に置いといて、それで「国債支援します」と。
「これなんか文句ある?」

高家氏
えぇ〜。

三橋氏
特に「ない」んです、特に「ない」んですよ。

その「基金」に「外貨建て国債」を発行する By 財務省


で、「法律案の概要」。
「世界銀行の加盟国の復興、または開発を支援するため、世界銀行に設けられる基金に対して、予算で定める金額の範囲内で、我が国から「国債による拠出」を行うことができるものとする」と。

高家氏
はい。

三橋氏
で、「当該基金に対し、「外国通貨建て国債による拠出」を可能とする」と。
いきなり「外貨建て国債」の話が入ってきてるの。

高家氏
はい。

三橋氏
「えぇっ」って、「えぇっ」って思ったんですね。
なぜ「外貨建て国債」発行しなくちゃいけないの?

高家氏
どうしてなんですか?

三橋氏
わかんないの。

だって、普通にだって「国債による拠出」が行うことできるから、普通に今もまぁやってんだけど、

それ(基金)には、「海外支援」として拠出している「国債」を使えば良い


「国債発行して、「日銀当座預金」調達してそれで、「円」をね、「外貨に両替」してやればいいじゃないか、「基金」に入れればいいじゃないか」と。
「外務省がやってる支援」って基本そうですよ。

高家氏
今までも?

三橋氏
今も、この瞬間も。「何が問題なの?」と。

で、今回の「法律の趣旨」ってのは、その普通に「外務省」がね、今までやってる、例えば「援助」とかでやってたんだけど、「両替して援助」とかやるんだけど、
それを「基金に入れていいですよ」っていう、そういう「法律案」なんですよ。

高家氏
あ〜、「貯めていいですよ」ってなったってこと?

三橋氏
そりゃあ「貯めていい」ですよって話。
普通に「日本国債発行」すればいいんじゃないかと(思うんだけど)、(普通に)やってるじゃん。

財務省は「外貨建て」を強行したい?


高家氏

そもそも何で「外貨建て」?

三橋氏
わかんない。

そもそも「何で「外貨建て国債」を発行する国があるのか?」っていう「基本」からちょっと押さえていただきたいんですよ。

「レバノン」が一番わかりやすいね。「レバノン」は、とんでもない「貿易赤字」です。
「国内で、ほとんど生産できないものばっか」なんです。

だからね、「レバノンの貿易赤字」って一時、「GDPの30%」とか言ってたから、凄まじいですよ。
もう「輸入しまくる」わけですよ。

で、「レバノン」は「独自通貨国」です、「レバノンポンド」です。
ということはですね、その「膨大なものを輸入」して、その時に支払われるのは「レバノンポンド」ですよね。
そしたら、「輸出した側の企業」ってのは、全部それ「外貨両替」してくるんですよ、誰も「レバノンポンド」で持ちたくないだけ。
あと「レバノン」に「投資」とかもしたくないから、みんな「両替」しますよ。

「貿易赤字国」の「レバノン」、他国は、取引しても、早く「両替」したい


すると「レバノンポンド」の「為替レート」が、どんどんどんどん「下がってくる」、どこまでも下がってくる。
すると、「輸入物価」が逆に、どんどんどんどん「上昇」していって、ただでさえ「物が生産できないから、貿易赤字の国」が、

高家氏
加速することになる?みたいな?

三橋氏
そう。「さらに加速する」ことになるから、大変なことになるから、
だから「1ドル」で「1400」かな、「1400ぐらいのレバノンポンド」って、「固定為替相場制」を採用してたんですよ。
ここまでの理屈は明確でしょ?

高家氏
はい。

三橋氏
つまり「レバノン政府が、何を恐れていたか?」というと、「インフレ」なんですよ。
しかも我々が今なんか「コストプッシュ型インフレ」とかで、ギャーギャー言ってるけど、こなレベルじゃないです からね。
ひたすら「物価が上がっていく」と、

で「国内の生産はなかなか増やせない」レバノンの場合は。

レバノンが一番恐れているのは、「悪性のインフレ」


高家氏

それはどうしてですか?

三橋氏
それは、「政治的な対立」はあるし、元々「内戦」やってたとこだし、ということで、
「国内の政治的な安定がない」状況で、企業はなかなか「投資」しないし‥

続きはYouTubeで確認 🐾

https://youtu.be/Wd0t8Ec6_A0


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