怪しい水を買ってみた

骨盤矯正に通っているサロンの担当さんが先月2キロ痩せたそうで。

何か特別なことをしたのか？と聞けば
特にしてない、ケイ素水を飲んでいると。。

おお、いきなり、怪しさMAX。
この水を飲めば全て上手く行く的な？

面白半分で聞いてみると万能な水らしいのです。

ケイ素は酸素の次に多い元素で、人間の臓器には必ず使われているもので害がなく、ダイエットに、老化防止に、血行を良くして肩こり改善、育毛、ホワイトニング、、万能だそうで。　

今すごく痩せたいので予約しました(バカ)

バカのくせに原理は気になるため、調べてみたので記しておきます。

まず、そんな万能なのになぜ知らなかったのか？
私はTwitterであらゆる美容垢をフォローしてます。
大体の美容トリビアは知ってるし試してるつもりでした。

ツイッタラーの私を潜り抜けたケイ素とは？
もしかして、ビジネスチャンスだったりして！？

と期待したのも束の間。
ドラッグストアで簡単に売ってました。
ただ、名称は異なり「シリカ水」でした。

ケイ素というのは厳密には鉱物。
元素記号は「Si」七曲シップスのシです。
なので、ケイ素水なんてのは実際には存在せず「水溶性ケイ素液」となるんですね。

一方、酸素と結びついた化合物がシリカというそうです。ケイ素水とは実際に存在しないものではありながらも、指しているのはシリカ水と一致しそうです。

ふむふむ。
ケイ素水、もといシリカ水。
何者かは分かった。さて効果は？

私が深く調べず予約をしたのは、ある一つの機能に惹かれたからです。

それは、「油の乳化」です。

普通の水は油とは相性が悪く分離します。
でもケイ素が含まれていると乳化して混ざり合うのです。
サンプルも見せていただきました。

これにより、体内に溜まった有害な油を絡め取って排出してくれると。

コロンハイドロセラピー（腸内洗浄）を考えていた私的には最強のアイテムに思えました。

問題は、本当にそんな効果があるの？

さらに調べると、ケイ素「Si」は別名シリコンと呼ばれてることを知ります。

え！
シリコン！？
シャンプーとかノンシリコンが主流じゃん？
だめじゃん、害じゃん。

と思いきや。

人体に害があるのは界面活性剤だそうで。
(これは発がん性も指摘されている)

シリコンはむしろキシミを抑えて滑らかにする効果があるようなんです。

界面活性剤は油と親水性があり、多く汚れを掴むことができる。その分、刺激が強く痛む。ここをシリコンで補正する。

つまり、シリコン配合多＝界面活性剤の影響が強い
と捉えられるわけです。だからノンシリコンなら良いみたいな風潮が生まれたとのこと。

はー！なるほどね。

ノンシリコンなんて言い方したらシリコンが悪いみたいじゃんねぇ。

シリコンは必死に働く子で悪い子じゃなかった。
むしろ、居てくれて助かる子だった。

そして、実績も確かにあり聞き馴染みのある商品に使われていた。

となると、人体に悪いものでもない！
良く考えたら豊胸したおっぱいもシリコンだもんね。
体に害はなさそう。

じゃあ、何故流行ってない？

そもそも、ケイ素水もといシリカ水は人体に害のないとても身近なもの。
わざわざ買い求めなくても、知らぬうちに含んでいたりします。

例えば霧島天然水。
宮崎の霧島山の麓には希少なミネラルを含む湧き水がでるそうで、そこにシリカも含まれています。

ファミマの水がこれなんですよ。
何気なく買ってるやつ。身近に居た。

また、既に流行っているオートミール。
これはケイ素が豊富です。
また、ケイ素は霧島の如く地中に多く存在するため、土に根を伸ばす根菜、穀物、植物には含まれています。

なんだ！
わざわざ買う必要ないじゃんね。

と、こういう理由から敢えて流行ることもないんでしょうね。

ここまで調べてみて結局、
私は食生活が死んでて栄養を食事から取れないので、やっぱり予約したケイ素水を飲むことにしよう。

何キロ減るかな、楽しみだな