手持ちの能力の全面的開花と周りに頼ること。

彼女が特別支援の研修に行ってきたらしい。(彼女は公立で特別支援の先生をしている)

そこで聞いてきた話と最近自分が聞いた考え方で良いなぁと思ったことが繋がったのでシェア。

http://www.nginet.or.jp/shuppan/2018/akagi2018.html

これは自閉症スペクトラムについて書かれた本。その中で「手持ちの能力の全面的開花」ってことが書かれていた。

これが言いたいことは、他者基準でここまで来いよとするのではなく、その人基準で持っている能力、または伸びつつある能力を伸ばすことに意識を向けようということ。

彼女の研修資料には、「長所は伸ばし、短所は工夫して補い、できないことは無理せず周囲の人にお願いします。」と書かれていた。

後半の「無理せず周囲の人にお願いする」ことができることってすごく大事だなと思う。

人はけっこうなんでも自分でやろうとしてしまう。でも、できないことなんて当たり前にあるし、全部できる人なんてこの世にいないだろう。だから、手持ちの能力は全面的に伸びるように支援することは大事だけど、それ以外のことについては、周りに頼れるように支援することって大切だなって思った。

教育って、ついその人ができるように支援しようとする。でも、できなくてもいいってことも忘れないようにしたい。頼るってことも一つの選択肢として認めれる形って良いなと思った。(ただ、周りに頼りすぎるようになるのも問題なような気もする。バランスむずい。)

これが自分にとって大きな気づきとなったのは、自分自身が周りに頼ることが苦手だから。全部自分でやろうとして、しんどくなって、周りに迷惑をかけてしまう。できないこと・わからないことはわからないと言えたら楽なんだと思うけど、恥ずかしかったり、自分のプライドが許し難かったりする。

こういう「人に頼る」ことを覚えることってすごく大切だなぁと思う。プロジェクトアドベンチャー(冒険教育)ではこういう場面が多々ある。
高い位置での活動で、命綱を仲間に委ねる場面だったり、ターザンロープでジャンプした先で仲間にキャッチしてもらったり。

人に体や心を委ねてみる体験って教育の場にもっとあっていい。コミュニケーション能力って、人を信頼し、頼れるようになる力だと思う。


いろいろ話したけど、こういうことを理想論だけの空論じゃなくて、現実に落とし込める人になりたいな。
自分はまだまだまだまだ口だけで、全然学習の場の作り方とかがわからないし、つくろうとしたら不安で仕方なくなる。

こういう理想論を現実に落とし込む場がほしい。今、裏でオンラインサロンみたいなFacebookグループで教育について話し合ったり、リアルの研修をしたり、オンライン通話で話したりする場をつくってるんだけど、そこをそういう理想論を現実に落とし込む場にしてもいいかもしれない。

ここはコンセプト含め模索中なので、興味ある人はtwitterでDMしてきてほしい。

https://twitter.com/c5takuya

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