教育はまちづくり。
「教育はまちづくり」
昨日彼女が受けてきた研修で聞いた言葉らしい。まちづくりじゃなくて社会づくりだったかな。どちらにしても同じような意味だとは思うけど。
前までの自分だったらよくわからない言葉だったけど、こどもの森に来てからは、この言葉の言ってる意味がわかるようになったと思ってる。
こどもの森は、「自分を大切にする、人を大切にする」ってことが空気のようにあって、「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」のような対等な関係で尊重する雰囲気があるなぁと思う。
自分自身もそんな風に大切にされながら、自分もこどもをそういう風に対等な関係で尊重しようとしていると、ふとしたときに「こういう雰囲気の社会だったら良いな」と思うときがあった。
でも、そのあと「この子たちが社会に出て行くってことは、自分はそういう共生的な人を育てていて、そういう社会づくりをしていることになるのかもしれない。」とも思った。
まちづくり・社会づくりって、具体的に何か施設をつくったり、地域を活性化させるイベントをうつなどのイメージもあると思うけど、「教育」はそのまちの人の内面(意識)や関心をつくっているんだと思う。
この街に住む人は、こんな人がいいなっていうのを教育を通して実現しているような感じ。
こどもの森が育てようとしている人は言葉であらわすと
「民主的な市民」とか「共生的な人」「持続可能な社会の担い手」とかっていう言葉になると思う。
そのために、対等で尊重し合う関係が大切にされたり、ESDを実践している。
教育って、自分たちがどんな社会を望むか?ってことから始まるのかもしれない。
どんな社会を望むか、創りたいかがその人の教育観に繋がってくるのかもしれない。
というか仕事全般って自分がどんな未来の社会を望むかってところから始まって、それに向けていろんな角度から社会づくりをしているのかもしれない。
そこに住む人たちの内面とか文化をつくっていくのが、教育なんだろうなぁとふと思った。
自分は、「自分も大切に、人も大切に」っていう共生的な社会を望んでいるから、今こどもの森にいるんだろうなぁ。
そして、この感覚はきっと、人を超えて環境とか宇宙全体へと広がっていくと思う。自分のキャパでは、まだまだそんなこと思えないけど。
とにかく自分を大切にすることから始めて、大切にする対象が少しずつ広がっていくような教育をしたいなぁと思うし、その結果、共生的な社会になれば良いなぁと思う。
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