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公立学校の働き方改革のための戦い方ハンドブック

(2023.5修正版リリース)
かつての教員たちは不当な取り扱いについて、管理職と対峙してでも激しく戦ってきたと伝え聞きます。しかし今や学校現場では異常な働かされ方や業務内容について「おかしい!」という教員はなかなか見なくなりました。おかしなものに声を上げないことが主流となり、「管理職に何か意見するのは良くない」などと言う教員も珍しくありません。しかし、それでも私たちは【戦わないことこそ、真のリスク】だと言いたいと思います。

諸先輩方が不当なことと戦って権利を勝ち取ってきた事実がありながらも、「異を唱えれば不利益変更されるのでは」と多くの教員たちが思い込み、次々と不当なものを受け入れてきてしまいました。そして、今や多くの休職者が出るほどの劣悪な労働環境がまかり通ってしまっています。過労死ラインを遥かに超える働き方をしている教員は多いでしょうが、そんな働き方を続けていては取り返しがつかないことにもなりかねません。もうそんな苦しみを味わうのはやめにしませんか?

待ちさえすれば教育行政が適正な労働条件にしてくれるなんて夢物語です。戦うことを避けてきた結果苦しみを味わってきたのですから、戦うことによって苦しみから解放されればいいだけの話です。私たちはこれまで嫌というほど苦しんできたわけですから、もうこれ以上苦しむ必要はありません。戦って、早く苦しみから解放されましょう。苦しみに耐え続けることに比べれば、戦うために必要な勇気や大変さなんてずっと小さいはずです。戦わないことによるリスクを捨て、きちんと戦えば、教員生活も人生も変わります。SNSの世界で文句を言うだけの自分から、学校現場で戦う自分へ今こそ変わりましょう。これが、私たちにとってのターニングポイントです。

【資料解説】学校現場で不当なものと戦うための方法や法的な知識をまとめてあります(『措置要求の教科書』全編の内容も含んでいます)。こうしたものを自分以外の教員にも広めることで、戦う仲間を増やしていくこともできると思います。


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