見出し画像

可視化!のハナシ

こんにちは。就労継続支援ビルドの秋田です。
突然ですが皆さん、見た目でわかりやすいほうが好きですか?文章を読んで理解するタイプですか?口頭で説明してもらうほうがいいですか?
自分はずっと聴覚優位…と思ってきたのに、実は視覚優位かも?疑惑がある秋田ですが(このテストしてみたら、そんな結果でした⇒
漠然とした記憶やぼんやりとしたイメージよりは客観的なデータや図のほうが、すっと意識に入ってきやすいのは、みんな一緒でしょうか。

ビルドでは一部の利用者さんが在宅で作業を行っています。
※リモートワークが盛んな昨今、一定の要件を満たすと就労支援事業所でも在宅就労が認められています。
在宅で作業している利用者さんからは、1日の作業の終わりにその日の進捗をスクリーンショットなどで送っていただきます。この記録を1か月分まとめてプリント・保管しているのですけれど、だいたいA4で1枚~2枚にまとまり俯瞰することができます。印刷してファイルに収めながら、「今月も○○さんはいっぱい作業したな!」という達成感を勝手に感じています。

アイデアスケッチ~完成までの画像(ダミー)が6枚貼られた画像

制度上必要なので在宅就労の利用者さんのみ進捗をまとめているのですけれど
通所の利用者さんも、自主的にやってみるといいのかもしれません。
日々の作業は、なんとなく流れていってしまいます。自分が今月どれだけがんばったのか?を自分で自分に見た目で伝えるツールは、あったほうがいいです。
人によっては、前回までにやった作業を印刷してノートに貼り、次回のリマインダーにしていたり。振り返るときに進捗が目に見えて良い試みだなと思っています。
ちなみに、デザインの人はグラフィックデザインメインなので、成果物を印刷してファイリングしている利用者さんが多いです。イラストの場合は、もともとデジタルで絵を描き始めていることが多くて印刷する文化が無いようでクラウドに保管されっぱなしということが多いようです。たとえばnoteヘッダーなど、完成させた一部のイラストは定期的に印刷してファイリングしてもらっています。これらは、あとから振り返ると自身のスキルアップや変遷が可視化されているひとつの試みです。山登りをしていて、ふと来た道を振り返り「こんなに登ってきたんだなあ」と実感する感覚でしょうか。

あとは、定期的に発行している社内のみで流通している同人誌「ビルド イラストコレクション」も、続けて参加していると上達度合いが客観視できて良い機会です。


ビルドイラストコレクションvol.7の表紙

ふと思い立って、利用者さんに描いていただいているnoteヘッダーイラストが、どんなnoteに使われているのかをまとめてみました。

パソコンの前で悩んでいる女性のイラストが使われたnoteのリンクを書き出した図
社内のみで閲覧できるサイトで公開しました

noteでは、みんなの #フォトギャラリー に共有した画像からどのnoteで使用されたのかを確認できるのですが、これは秋田しか見れないのでね…
利用者さんにも伝わるように手作業で!情報共有を行いました…。

使用履歴にnoteのタイトルがずらりと並んでいる
noteで確認できる使用履歴

これまでは、使用されるたびに個別に利用者さんにお知らせしていたので、なんとなくで「このイラストはよく使われているようだな」という感覚でしたが、一覧にしたのは初めてです。
モノによっては使用履歴が数十件あるので、けっこう骨が折れる作業でした。
こうして客観視できると、新たに参加する方や今後の絵の方向性などを考えやすくなりそうです。
もしも可能なら、noteのページから他のユーザーも「この画像が人気なのだね!」とわかるギャラリーページがあってもいいんじゃないかな?って思いました。
#カイゼン …してほしい……。

ビルドでは、いくつかのサイトでイラスト素材販売も行っていますが、ストックイラストはどこでどのように使われているのかが全くわかりません。利用者さん的には、仮に200DLされても実感が持ちづらいんですよね。
一方でnoteは、ユーザーさんが使ってくださったことが見てわかるし、どんな絵がどのような内容に使われたのか?などの明確なフィードバックがあるので、利用者さんたちもアイデアを出しやすいようです。

このような形でも可視化されることで実感が育つな……と思ったのでした。


天使?人魚?猫?不思議な形をした女の子4人のイラスト

今回のヘッダーイラストは利用者のヒヨコさん(仮名)に描いていただいた女の子たちのイラストです。
ちょっと人外ちっくな女の子たちがアクリルキーホルダーみたいになっているところがユニークですね。
ちなみに背景のあしらいにヒヨコさんらしさがよく出ています。
ヒヨコさんは、こういった装飾を考えるのが得意なので、実務案件でもいつも助けていただいています。
自由にイラストを描いているうちに、「この利用者さんはこんないいところがあるからこのお仕事をお願いしよう」と自然な流れでつながっていくのが理想的ですね。
それでは、また。

いただいたサポートは利用者さんの工賃に!素敵なヘッダーイラストを描いてくださった皆さんに還元しますね。