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【新作】本シュリンクレザーを使った靴づくり

本シュリンクレザー

本シュリンクとは薬品で革をぎゅーっと縮めてシボを出すやり方です。
大きな革を縮めて約半分くらいのサイズになります。
そのため、密度が高く頑丈な革に仕上がります。

型押しシュリンクやタイコで回すシュリンクでは味わえないような、革本来のシワや血筋などがランダムに出るのが魅力です。

今回のこの本シュリンクレザーは専用に作ってもらいました。

こだわりは、この雰囲気では珍しいブライドル加工!!(シュリンクでブライドルはあまり見かけないです。)
タンニン鞣しなので経年変化もしっかり楽しめます。

オイルアップもしているのでしばらくはブラッシングのみでOKのやつです
。乾燥してきたらクリームなどを入れてあげてください。

しっかりとした厚み(約3mm前後)なので、それなりに硬さはありますが育て甲斐があります!!

ワイルドな雰囲気で、作りたい靴のイメージにピッタリの革が出来上がりました。

で、できた靴がこちらです。

ちなみに、この本シュリンクレザーを使った靴は3足あります。
他の2足はチャッカブーツとこれレザーサボです。

ホールカットシームレスブーツ!!

この厚みの革をシームレスのしかもブーツにするのは鬼畜です。
吊り込みの作業はかなりヘビー。おぞましいうめき声が聞こえてきそうです。

ぴっちりと木型に吊り込めてこその、この格好良さかなと思いたいです。

珍しくモノクロのノルべジェーゼ。チェーンステッチも、アウトステッチも絶妙なグレー色で。いつもどーり真っ黒じゃ面白くないので。

前回いろいろ書いています。チョウナハツリ風の仕上げ。

内側には手縫いのステッチ。クロスしたステッチが絶妙です。

革がコレでもか!とゆーくらいに頑丈なのでフラットボックスでも十分しっかりしています。育ってくるのが楽しみすぎます。

ズボンの裾はロールアップ希望。靴をゴッリゴリに見せつけてほしいです。(あくまでも希望ですが。)

最後までご覧いただきありがとうございましたー!!


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