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Buff→SALESCOREへの社名変更の背景について

社名変更しました

2022年9月23日、株式会社BuffはSALESCORE株式会社へ社名変更致しました。


「Buff」の由来

2018年12月3日に「人の成長」という領域で「スケール」する事業を作ることを志し、株式会社Buffを創業しました。

元々私がゲーム業界にいたこともあり、この社名はゲーム用語の「Buff」から取っています。

バフ(Buff)とはゲームにおいて、プレイヤーの攻撃力や防衛力、移動速度などのステータス上昇を指し、そのような効果を持つ魔法をバフ魔法と呼びます。ドラクエのバイキルトやピオリムなどがこれにあたります。

世の中の人の成長を支える存在になりたい、という思いからこの名前をつけました。

人の成長を最大化するためには、特定のドメインを科学することが必要と考えました。なかでも、企業活動の根幹でありながら非合理の多い「営業」をそのドメインに選び、創業以来、文化変革のコンサルティングやSaaSの提供を行ってきました。


社名変更の背景

今回社名をSaaSサービスの名称である「SALESCORE」に揃えただけでなく、コンサル事業の名前も「SALESCORE Consulting」に変更しております。つまり、社名およびサービス名を「SALESCORE」という冠に統一した形になります。

今回の社名変更およびサービス名の統一は、
「SALESCORE」を営業組織から頼られるブランドとして確立すること

を目指すためのものとなります。

創業時から持ち続けている「人の成長を支援したい」という思いは変わりません。


「SALESCORE」に込めた意味

「SALESCORE」という名前には2つの意味が込められています。

SALES(セールス) + CORE(コア)

コアという言葉には、「営業パーソンや営業組織が成果に繋がるコア(中核)を見極め、アプローチできる」ことを自社の提供価値にしていきたいという意味を込めています。

SALES(セールス) + SCORE(スコア)

人の変化を促すのに有効な方法のひとつがスコア化することだと考えています。

私の大好きな本に『戦略を、実行できる組織、実行できない組織。』という本があります。この本の中に

スコアをつけるとプレーは変わる。嘘だと思うなら、バスケットボールで遊んでいる十代の子たちを見てみるといい。スコアをつけはじめると、ゲームはがぜん熱を帯びてくる。

カーテン越しにボウリングをするとしよう。最初は面白がってやるかもしれないが、勢いよく倒れるピンが見えなければ、いくらボウリングの好きな人でもすぐに飽きる。

『戦略を、実行できる組織、できない組織。 (Japanese Edition)』
(クリス・マチェズニー,ショーン・コヴィー,ジム・ヒューリング著)

という一節があります。

それぐらいスコアの威力は大きく、人を動かします。
我々のサービスはこの思想を取り入れ、設計していることからこの名前をつけました。

この先に目指すこと

昨年マッキンゼー社から発表された「日本の営業生産性はなぜ低いのか」という資料では、日本が国際比較で長年、労働生産性/営業生産性が低いことが指摘されています。

OECDにおける労働生産性の国際比較 ,McKinsey & Company, 日本の営業生産性はなぜ低いのか, 2021より引用

私はその要因として「営業の成果に再現性がない」ことが大きいと考えています。上のグラフでも上位に位置するアメリカでは、「セールスイネーブルメント」という営業の成果に再現性を生むための概念が発明され、多くの企業に浸透しつつあります。

2019年に全世界の900人以上を対象に行われた調査では、61.3%の企業がセールスイネーブルメントに特化した人材やプログラム、部門を持っていることが分かっています。
(CSO Insights, Fifth Annual Sales Enablement Study, 2019より引用)

まだ日本では一部の企業が取り組んでいるのみで、知っている人もほぼいない概念です。これを誰もが当たり前に知り、取り組むものにするためには、アメリカにおいてそうだったように、地道な啓蒙活動が必要です。

弊社はSaaS事業と同様にコンサル事業にも力を入れております。コンサル事業によってセールスイネーブルメントの象徴的な事例を生み出すと同時に、そこで得た知見をフルに活かしたSaaSを広く提供し、日本中でセールスイネーブルメントで取り組まれている状態を実現します。


これまで大変多くの方にBuffという名前でお世話になりました。社名は変わりましたが、心は変わらないどころかより強く燃えております。引き続きの応援やご指導をよろしくお願い致します。

旧社名は会議室名になりました



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