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アノマリー完全ガイド

バフェット太郎です。

ウォール街には「Sell in May(株は5月に売れ)」という相場の格言があります。これは、米国株式市場は毎年夏から秋にかけて軟調な展開を迎え、秋に急落する傾向があるからです。そして、こうしたマーケットの規則性のことを「アノマリー」と言います。

経験の浅い未熟な投資家ほど、「アノマリーは占いのようなもの」と決めつける傾向がありますが、人々が集団生活をしていて日々の生活サイクルが一年の行事を中心に動いていることを考えると、規則性が生まれるのはある意味必然だと言えます。

たとえば、米国では春に確定申告の期限を迎え、夏は家族とバカンスに出かけ、秋は新学期シーズンでフレッシュな気分になり、冬はボーナスを貰ってプレゼントを買い、クリスマスを祝います。

新学期シーズンの秋に家族とバカンスに行く人はいませんし、春にクリスマス・プレゼントを買う人などいないことを考えると、一年のサイクルが毎年変わったりしないことがわかると思います。

そして、こうした規則性は株式市場にも存在します。しかし、ほとんどの投資家はアノマリーを無視するため、夏のバカンスに出かけるべきタイミングでクリスマス・プレゼントを買うといったようなことを平然とやるわけです。

アノマリーを学ぶことで、株式市場のサイクルを知ることができます。そして、アノマリーは普遍的なものですから、一生使えるノウハウとして学ぶ価値は大いにあると思います。

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