ブランディングスキル偏!②
みなさん、こんにちんはバっファローです。
5月なのにめっちゃ暑いやんと思っていたら、また急に寒くなりましたね...くれぐれも体調には気を付けてください(;´・ω・)
さぁ今回は「ブランディングスキル偏!②」ということで、前回の続きになります!
前回を見てない方は、読んでからこちらの記事を読まれることをオススメします。
今回は、いかにして商品に付加価値を付けていばよいのか、
その具体的な施策を考えていきたいと思います!!
◆コーポレートブランディング
さっそくですがみなさん、「google」は何会社が分かりますか??
Androidとかgoogleマップとか、google翻訳だとか、様々な製品を出していますよね。
ですが、googleの収益の90%は「広告収入」です。
この数字だけを見たら、google=広告会社 になりますよね。
しかし、実際にgoogleの創業者、ラリーペイジは
ラリーペイジ「googleはテクノロジー会社だ。」
と断言しています。
今回、この発言が「コーポレートブランディング」なのです。
逆に、「googleは広告会社」だと言ったらどのようなことが起こるでしょうか?
世界中にある広告会社が競合相手となってしまいます。googleはそれを避けるため、あえて「googleはテクノロジー会社だ」と言っているのです。
「競合は把握するけど、競合は作らない」
それがコーポレートブランディングです。
もちろんテクノロジー会社は世の中にたくさんありますが、「テクノロジー」の定義そのものが曖昧で、競合と言えば競合だし、競合じゃないといえば競合じゃない、という曖昧なものを狙っていると考えられます。
◆プロダクトブランディング
プロダクトブランディング、つまりは「どんな商品を売るか?」という話です。
前回のブログの問題で、新作のカクテルをいくらで売れば良いか?という問題をやりました。その結果、一杯1000円で売るのが妥当だと算出できました。
しかしビジネスの面白いところは、その新作カクテルをどうやったら1250円、1500円とより高値で売ることができるかということです。
その時に必要なのは、
「商品を売りたければ、その商品を売るな、付加価値を売れ」
まさに、付加価値を売るためにプロダクトブランディングが必要です。
もし、みんさんが新作カクテルを出すバーのオーナーだとして、どうやってこのカクテルに付加価値を付けるでしょうか?
これには正解はありませんので、あくまで僕個人が考えたものを上げていきたいと思います!
・お客様が実際にバー作りを教わり、体験できる
・提供するグラスに特殊なライトアップ機能を施し、めちゃくちゃインスタ映えさせる
・誕生日限定のメニューとして販売し、誕生月にちなんだ特殊なお酒を使用する
・カクテルに炎を使った演出をする ←調べたらありました(;^ω^)
このプロダクトブランディングは、個々人のセンスが発揮される所かもしれません。
ただ日本には「おもてなし」の文化がありますので、このプロダクトブランディングの嗅覚に対しては、世界的に見てもかなりレベルが高いのではないでしょうか!
「こんなの普通じゃ思いつかないよ!」という方のために
プロダクトブランディングを簡単に発想するためのフレームワークがあります。それが以下のフレームワークになります。
ここでは、「プライベートジム」についてのプロダクトブランディングを考えていますが、この考え方はどれも同じです。
プライベートジムを売りたいなら、そこに来そうな人「WHO」が、プライベートジム以外に何が好きそうか「WHAT ALSO」を考えればよいです。
この場合ですと、プライベートジムに行く人は「健康」に気を使っていると考えられるのでその他の興味として「健康的な食事」が考えられます。
つまり、プライベートジムを売り込むのではなく、「健康的な食事」をジムの付加価値として販売していくというブランディングになります!
この方法を用いると、今回のカクテルのプロダクトブランディングは。
「バーに来る人→おしゃれを求めてる女性→インスタ映えの飲み物」
という思考が可能になります!
このフレームワークを使って新しいプロダクトブランディングを作ってみてはいかがでしょうか。
◆マーケティングブランディング
ここで問題です、
なぜ人々は1杯500円もするスターバックスのコーヒーを買うのでしょうか?
「もともとの知名度があるから」「高級カフェというブランドを確立しているから」
など、色んな意見があると思います、そしてそれらも正解だと考えられます。
今回その中でも、マーケティングブランディング的に考えた場合どうなるか? それは、
「スターバックスはフランチャイズをやらないから」
これは一体どういうことか?
もし、スターバックスをフランチャイズ (FC) 展開したらどうなるでしょうか? FC先の人々は、スタバのブランディングよりも、「利益」を追求してしまいます。すると、スタバの店内はどうなるでしょうか?
当然、席数は増えぎゅうぎゅう詰めになってしまいますよね....(こんな感じで...)
すると、従来までのゆったりとした「空間」をうっていたスタバではなくなり、ブランドが崩れてしまう.....
なのでスターバックスはFCをしないのです。他にも理由は何かありそうですが...
このように、どのように店を展開していくか、どのような戦略で発展させていくか。それが「マーケティングブランディング」となります。
◆セールスブランディング
最後にセールスブランディングです。
これは、プロダクトブランディングに似ているのですが、
「どう商品を売っていくか?」というブランディングです。
もっと言うと、
「直接商品を売らず、別な入口から顧客を呼び寄せる」という方法です。
例えば、「ABCクッキング」
みなさん、ABCクッキングスタジオは聞いたことがありますか?
これは、主婦の方に大人気の料理教室。しかし、これの本当の目的は「料理を教えること」ではありません。
本当の目的は「調理器具」を売る事。ABCクッキングは調理器具メーカーなのです。
このように、商品を売る場合は直接その商品を売るのではなく、別な角度から商品を売る。これがより商品を売るために必要なセールスブランディングなのです。
ABCクッキング以外には、
・ヤマハの音楽教室戦略(音楽教室を開いて、ピアノを買わせる)
・カフェイベント戦略(読書会等を開催をして、カフェを利用させる)
・募金の遺書サービス戦略(遺書を書くサービスを通して慈善団体への募金を集める)
などなど、たくさんの例があります!
◆一本のバナナを1万円売る
さぁ、ここまでのブランディングスキルを読んだところで、一本のバナナを1万円で売るなら、皆さんはどうやって売りますか?
当然ここには正解はありませんので、自由に発想していきましょう!
自分ならこのバナナに付加価値をつけるために、
・アイドルがゼロから作ったもの(その収穫までの長いストーリーを配信)
・秘密イベントへの参加資格
・風水好きの人に向けた運気の上がるバナナの置物
と思いつきますが、ここでみなさん、
なんと現実にバナナ一本が「1600万円」で落札されたことがあるんです。
バナナをガムテープで張り付けただけのこの作品。
イタリアの著名なアーティスト、マウリツィオ・カテラン氏の「コメディアン」というこの作品。なんと、落札が驚異の1600万円。
この場合は、
・アーティスト自身の権威性
・アーティストの生き様
・作品が誕生するまでのストーリー
によってもたらされたブランディングの結果と言えるでしょう。
「ブランディング」 それによってもたらされる付加価値はまさに無限大です!
すでにお店やっている方、そしてこれから何かビジネスをしようとしている方!この「ブランディング」について、一度考えてみてはいかがでしょうか?
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました!
感想、コメントなどお待ちしております!
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