5/15（土）楽天戦を観戦して

こんばんは、バファセレです。

5/15（土）、ほっともっとフィールド神戸で行われた、東北楽天ゴールデンイーグルス戦を観戦しました。試合は4-3で勝ちましたが、この試合に勝ったポイントを３つに分け、自分なりに纏めたいと思います。

なお、この試合は、８年ぶりに日本球界に復帰した田中将大投手が先発、バファローズの各打者がどう攻略するか、注目していました。

まずは、０－２と２点を追う６回の攻撃。ワンナウトから、福田選手、宗選手の連打でチャンスを作った後、吉田正尚選手がレフトへ逆転のスリーランホームランを打ちました。それまで、打線は田中投手の前に３塁までランナーを進めることが出来ず、ほぼ楽天ペースで試合が進んでいました。そこからチャンスを作っての一発で逆転、見事と言っていいでしょう。

二つ目は、８回のピンチを切り抜けたシーンです。この回から登板の左腕の富山投手が、１死からヒットと二つの四球で満塁のピンチを招いた後、中嶋監督は右腕の村西投手に交代。その村西投手が、楽天の浅村選手をダブルプレーに抑え、ピンチを切り抜けました。

そして三つめは、９回の守り。回の頭から登板の能見投手が１死１，２塁のピンチから楽天の岡島選手にタイムリーを打たれ、１，３塁と一打同点の大ピンチに。ここで中嶋監督は、前の試合で登板したK-鈴木投手に代えました。彼は前の試合で、茂木選手にソロホームランを打たれていましたが、この日は素晴らしい火消し振りでした。まず、代打の小郷選手を三振。ツーアウトになり、この日２安打の村林選手をショートライナーに抑え、ピンチを切り抜けました。K-鈴木投手にとってこれがプロ初のセーブとなりました。

実は、２つ目のポイントと３つ目のポイントで、中嶋監督はピンチを見るや、すぐさま投手を代えたのですが、先ほども書いたように８回のピンチを村西投手は浅村選手をダブルプレーで切り抜けました。この日浅村選手は、前の打席でもチャンスでダブルプレーと、チャンスを生かすことができませんでしたが、８回の好機でもダブルプレーと精彩を欠いていました。

そして、９回のピンチで能見投手が１点を取られると、そこでもすぐ投手を代えました。代わって登板し、一打同点のピンチを切り抜けたK-鈴木投手。前の試合で打たれた投手をここで起用するあたり、殆どのバファローズファンは「何を考えてるんだ」、「血迷ったか」と思われていたかも知れません。然しそれを見事覆しました。

こういう采配がものの見事に決まるようになると、選手にとっても、勿論チームにとっても大きな自信になることは間違いないでしょう。これがこの試合だけでなく、今後も続くようになれば、チームは自ずともっと強くなっていくことでしょう。

チームは今日、京セラドームに場所を移しての試合に敗れ、勝率５割復帰はなりませんでした。この３連戦は２勝１敗で勝ち越しましたが、まだまだ課題は山積みです。しかし、今回のような勝ち方でチームも「俺達はやれるんだ！」という自信をつけることにより、他の５球団と堂々と渡り合えると思います。

交流戦までバファローズは残り４試合。明後日からロッテ２連戦、週末はソフトバンク２連戦。４つとも全て勝って、貯金を作って交流戦に入ることに越したことはないですが、そう簡単にはいかないと思います。まずは一つ一つ大事に戦って欲しいです。

長々となりましたが、今回はここまでにします。最後までお読みいただき、有難うございました。また次回も宜しくお願いします。