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日本が誇る望遠鏡、すばるについて解説!

皆さんは我が国が誇る望遠鏡、「すばる」をご存じですか?すばる望遠鏡はハワイのマウナケア山頂付近にある世界最大級の望遠鏡です。1990年代に行われた最初の試験観測ではなんとあのハッブル宇宙望遠鏡よりも精細な画像を映し出したのです。あれから30年。今でも日々躍進し続けるすばるの秘密に迫ります!

反射鏡の性能

すばる望遠鏡は世界最大の反射鏡(直径8.3m,有効直径8.2m)を持ちます。これは今後も更新されることはないでしょう。TMTという30m級の望遠鏡が現在開発中ですがこの反射鏡は1枚鏡ではないので1枚鏡としてはすばるが世界最大です。この反射鏡ですが恐ろしいほどの精度で磨かれています。ガラスを形にして貼り付けて磨くという手法が取られたのですがこの鏡、ほぼ凹凸がありません。仮に関東平野ほどの大きさにまで拡大しても紙一枚より薄いのです。キャノンのカメラを関東平野くらいまで広げると凹凸はゴルフボール1つぶんだそうなのでいかに素晴らしいことかわかると思います。

補償光学装置

すばるには素晴らしい機械がもう一つ。それは「補償光学」というものです。すばる望遠鏡は可視光線だけでなく近赤外線の波長も視認することができます。望遠鏡が地球上にある場合、大気の揺らぎで正確には見えないのですがすばるはこの装置により揺らぎを取り除いているのです。おかげで精細さはあのハッブル宇宙望遠鏡よりも高いと言われています。

すばるの今後

ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡、2030年に完成予定のTMTなど今後も天文学会は躍進が予想されています。
すばる望遠鏡は果たしてどのように利用されていくのでしょうか。1ファンとして楽しみです。

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