耳下腺腫瘍手術後 3日〜8日 退院

3日目

ご飯が食べられるようになると、元気になっていくのが自分でもわかりました。
午前中は寝ていました。体が回復するには寝るんだなあ、睡眠ってすごいなあと思います。

4日目

ドレーンを外す
首から出ていたドレーンを外しました。
首から伸びるチューブから体液らしきものが流れ出るのは怖かったし気持ち悪かったのですが、いざとるとなると「チューブ抜いたら首に穴開かない?」「今まで出ていた液体はどうなるの?」といった不安もあります。
そこで先生に尋ねると、体液は体に吸収されるそうです。
穴はかさぶたになって次第にふさっがっていきました。抜いた日と次の日は何か染み出してきたのでガーゼを張り替えてもらいました。
体についているチューブが外れる度に自由が増え、気持ちも上がります。

シャワーを浴びる
ドレーンが外れたのでシャワーが浴びれます。やったー!
傷口は怖いけどシャワーは嬉しい。
さっぱりしました。

5日目・6日目

どんどん元気になってきました。
痛み・麻痺は変わらずあります。
昼間に眠る時間も減ってきたので、暇な時間が増えてきました。
階段昇降して少し動いてみました。それで痛みが増すことはありませんでした。

7日目

抜糸
傷の状態がいいので抜糸しました。
ピリッと引っ張る感じがします。いったい何針あるのと思い数えてみました。(先生に聞けばよかったのかも)同じところを引っ張っているのかよく分からないところもあり、15〜20針だと思われます。
傷がケロイドにならないようにサージカルテープを毎日貼っておくように言われました。
私は自分の血と傷と痛みが苦手なので(血を見て倒れたり、痛くて倒れたりするめんどくさいタイプなのです)このテープを貼る作業はハードルが高いです。でも仕方ないので頑張ります。

歯科検診
退院前に歯科検診がありました。今回は頑張って隅々まで磨いていたので褒められました。嬉しい。

8日目

退院
食事は最後までおかゆでした。栄養バランスの整った上げ膳据え膳も終わりです。健康のためにも体に良いものを食べよう!と考えつつも、今食べたいと思いつくのは炭水化物とジャンクフードばかりです。

痛み止めと眠剤を次の診察までの分もらいました。

会計 限度額認定証を提出しておいたのと、相部屋だったので11万円弱で収まりました。

忘れ物がないかチェックして テレビカードの払い戻しも忘れずに 退院します
大きな声で「ありがとうございました」と叫びたかったけど業務に差し支えそうなので小さな声で言ってそおっと去りました。

思ったこと

◯治療方法・経過はひとによって違う
入院前に見たブログでは「4日で退院して次の日から仕事した」と言う記事がありました。また別の記事では「液が漏れ出したので退院後通院した」というのもありました。同じ病気でも人それぞれなんだと改めて思います。
そして私の場合、術後抜糸まで入院して経過を見てもらえたことは、とてもよかったです。安心して過ごせたし、治療に専念できました。顔の麻痺もあるし、痛みもあるのでとてもすぐに仕事に復帰できる状態ではありませんでした。
これから手術になる方は、お医者さんや職場とよく相談して復帰の計画をされてください。
◯全身麻酔・手術は体に負担がかかっている。
手術の前にたくさんの方から「頑張ってね」と応援をいただきました。でも「手術で頑張るのはお医者さんとスタッフだよな。自分は寝てるだけだもんな」と思っていました。確かに手術中は自分は頑張りようはないわけですが、術後のあのきつさと眠り続けることを考えると、体には相当な負担がかかっているんだなと思いました。そして、体は回復しようと頑張っているんだな、と実感しました。
◯医療関係者への感謝
先生は休日も診察に来られました。看護師さんはまた夜勤ですか?という感じでたくさん働いていました。感謝と尊敬でいっぱいです。
◯人生を楽しもう
私は現代の医療がなければ、今こんなに元気に過ごすことはできていません。今があることに感謝して、今を楽しもうと思います。やりたいな、やってみたいな、と思うことは、やってみることにします。







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