結婚式って正直しんどい

このたび、結婚することになった。

隠してもしょうがないので最初に述べておくけど、夫となる男性とはインターネット上で知り合った。一昨年の暮れにムシャクシャして登録した婚活SNS(という名のソフトな出会い系だな、今考えると)を通してメールを交換する仲になり、数回のデートののち交際に発展、昨春から同棲している。

結婚は交際当初からお互いに意識しており(婚活サイトで知り合ったから当たり前か)、付き合って一年後に同棲、そこから更に一年後気持ちが変わっていなければ籍を入れようというのが私たちの合言葉だった。私にとって彼は一人の人間として尊敬できるかけがえのない存在であり、彼も私を同様に思ってくれている。

生涯を共に支え合って暮らし、もし授かりものがあれば父と母として育て、どちらかが息を引き取るまで一緒にいようと思える相手に出会うこと。
それが私なりの「結婚」というものに対する認識だった。

ところがどっこい。
結婚が決まった途端、周囲の人々(親族も含め)は口を揃えて「結婚式はいつどこで?」「ドレスを着るの?それとも白無垢?」「いいねえ、式が楽しみだねえ」と言い出した。相手はどんな人かとか、結婚を決めた理由とかよりも、私が結婚式で何を着るかのほうが大事らしいのだった。

えー。なにそれ。意味わからない…

私にとって結婚式というイベントはそこまで重要じゃなかったので、正直拍子抜けしてしまった。
そりゃウエディングドレスは着たいし、記念写真も残したいし、涙ながらに両親への感謝の手紙だってしたためたい。
ただ、結婚ってそこがピークなのかな?その後に待ってる色んなことは、みんなどうでもいいのかな?まさか結婚式を挙げるために、結婚するんじゃあるまいし。

彼と相談した結果、「親と兄弟を呼んで簡単な結婚式と食事会を開こう。披露宴はやらないが、挙式と前後して新居に友達を招待してホームパーティーをしよう」という結論に至った。

そんなわけで、ぼちぼちと準備をしていかねばならないのだけど、結婚式というイベントは、決めなければならないことや用意しなければならないものが想像以上にあるのだった。
“手続き・段取り”という類のものが昔から苦手な私は、ネットで花嫁向けの情報サイトを見るだけでも卒倒しそうである。

そんな前途多難な結婚準備の記録を、ここに書き残しておこうと思う。
式後にこのnoteを見返して、大変だったけどやって良かったと思うか、もう二度とやるもんか(いや、なるべく二度あってはならない)と思うかは、わからないけれど。
それから、結婚式挙げるために結婚するんじゃないよな、という人は、世の中に私以外にも少なからずいるかもしれないので、まあこういう人種もいるんですよっていう小さな主張も兼ねて。

#結婚式
#結婚準備

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