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2017年の結婚記念日

昨日8月8日は、2回目の結婚記念日だった!

わたくし先週からパート(物流関係)に行き始めたのですが、これがなかなかのブラック職場で。
定時少し前に「これ終わったらかーえろ」と手に取った伝票が運悪く超ややこしいやつで、案の定時間内に終わらなくて、止むを得ず10分くらい残業してたら、通りかかった現場担当の社員がキョトンとして「さーやさん、今日何時までなの?」とか聞いてきた。
わざとらしく腕時計見て「えっ、もう時間過ぎてる!これ終わったら帰りますね〜^^ (こちとら夫との記念日ディナー遅刻しそうやから必死で伝票処理しとんねん!!!!!!しばくぞ!!!!!!!)」と答えたら、「あ、そ、はーい」つって社員はそのままどっかいった。
誰がいつ来ていつ帰るかとか、どうでもいいんだ…。

それから「おはようございます」も「お疲れ様です」も「お先に失礼します」も、誰も言わない。
みんなスッと作業に入り、シフトが終わるとスッと帰っていくからびっくりしてる。
以前も物流系に勤めてたことがあったし、検品や荷詰めの仕事は正直コミュ力必要ないからアレな人が多いのも知ってたけど、ここまでとは…。
そのうち慣れるのだろうか。

それで、待ち合わせには10分くらい遅刻したのだが、食事の予約時間には問題なかった。
前から行きたかったそのお店は、一流ホテルや外国で修行を積んだ、腕に自信のある若手のシェフ達が集まって立ち上げた創作料理のレストラン。食べログの点数もめちゃめちゃ高い。

お通し、前菜、魚、肉、出てくるものすべて新鮮で口当たりが良く、いちいち感動したし、スタッフもみんな生き生きと感じが良かった。

私たちが食事を初めて一時間ほど経った時に、ひとりの高齢男性が入店した。予約はしていなかったようだが、私たちのちょうど垂直方向に空席があったのですぐ入れてもらっていた。
年齢の割には攻めてる色味の服装をした彼は、どう見ても一般ピープルではなさそうなオーラを放っていた。
上着を脱ぐなりウェイターのお兄さんに「外に車を待たせているから、この上着、運転手に持ってってもらえる?」と手渡した。お兄さんは「かしこまりました」と外へ出ていった。
夫と私が何となく目で追うと、外に停車しているのはいかにもな黒塗りの某高級外車だった。やっぱり、カタギの人じゃない…!

そこから約一時間、私たちは、彼が実は『美味しんぼ』の海原雄山みたいな美食家で「アホンダラー!この魚をさばいたのは誰じゃー!!」と皿をひっくり返して暴れ出すんじゃないかとビクビクしながら食事をしたのだった。
まあ、そんなことは起こらなかったけど。
上質な料理をたくさん食べたのに、あのおじいさんに持っていかれた感が半端ない今年の結婚記念日だった。

しかしあのお店、とても気に入ったのでまた来年も行けるといいな。

#夫婦
#結婚記念日
#ディナー

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