とりあえず漫画ツバサについて語らせて下さい

皆さんツバサってマンガ知ってますか?作者はカードキャプターさくらなんかで有名なCLAMP先生です。もう連載が終わって10年くらい経っているので、知らない人も結構いるかもしれません。

私はこの作品について、語れと言われたら一晩語れる自信があります。例えば私のことを知りたいという奇特な方がいたら、「とりあえず全部読んで」って渡すと思います。それぐらい私の人格形成に入り込んでます。

私とこの漫画の出会いは10歳のとき。本屋で平積みされてた当時の最新刊と目があいました。ほんとです。表紙に一目惚れした私はそのままレジへ直行しました。

この物語は、過去のCLAMP作品のキャラが出てくるということで、ここから他のCLAMP作品も読むようになりました。実際主人公とヒロインはカードキャプターさくらの小狼とさくらです。

かなり伏線も多く難解なので、内容はうまく説明できませんが、小狼とさくらが忍者の黒鋼と魔術師のファイとともに、人を異世界に送ることができるモコナを連れて様々な次元を旅する…といった感じです。

話の内容は調べれば出てくると思うので、ここからは私がこの作品から得た感想を書きたいと思います。

(年齢的には)大人になった私が読み返して出た感想は

「愛と選択」

一言でいうとこれです。

なんじゃそりゃって思いますよね。でも端的に言うとこういうことです。とにかく誰かが誰かのことを想う、愛するって何なのかと考えさせられました。

自分の愛、想いが他人とぶつかったとき。

相手はそれを望んでいなかったら?相手の愛、想いは自分と必ずしも同じではない。

それでも愛さずにいられなかったら?

ひとは選ばなくてはいけない。自分を通すか。相手を尊重するか。

本当に大切に想うからこそ、相手を傷つけてしまっても。相手に耳障りの良い言葉を並べるだけが愛ではないと思い知りました。

どんなにつらくても、生きていればいいことがある、

とは必ずしも言えない。

そんな世界でも生きていくしかない。それでも生きてきてほしいと願う人がいる。

でもそれに応えるかどうかは、その人自身の選択。

でも、それでも。

私はこの作品においては、愛が全てを救ってくれたと信じています。


よかったら皆様も読んでみてください。


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