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地域の「企業誘致」と「ベンチャー創出」。8年かかって力技で実現した話。

どうも、熊本を拠点にPRディレクターとして活動してる椿原です。PRの思想を軸に、スタートアップやローカルプロジェクトの加速装置やってます。

最近は、熊本の柑橘や黒糖とか使って、完全無添加の「熊本クラフトコーラの素」とかつくったりもしました。


地域でイベントやったり、情報発信したり、アクティブに活動してると、その活動は「地方創生」や「地域活性」みたいな動きと結びつきがちだったり、結びつけた大義名分があった方が何かと動きやすかったりします。

で、地方創生とか地域活性な話の中で、よく出てくるのが、県外…という主に都心の企業の本社なり支社なりを地域へ持ってくる「企業誘致」と、地域からのベンチャーなりスタートアップを増やすための「ベンチャー創出」。

目的を辿ると、新たな雇用やお金の流れをつくるみたいなのがメインなんですかね。直接的な雇用の話もだし、地域の他の企業との連携とかもだと思いますが、一つ企業が周囲に与えるいろいろな影響を期待してる感じかなと。

(私は、あんまり詳しくないんですが、なんか、この「まち・ひと・しごと創生」って内閣府がだしてるやつも、すごい影響してる感じとか?


で、7-8年前くらいから、ぼやっと「30歳くらいまでに、企業誘致とかスタートアップ支援とかできるようになりたいなー」とか思ってたんですよね。

そしたら、30歳になった今年・・・!!!


自分の会社を、渋谷から熊本へ移転。

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PR TIMES |「TEAMKIT」が、渋谷から熊本へ本社移転。熊本県副知事立会いのもと、熊本市との立地協定を締結。

(力技で、"企業誘致"を実現。)


知り合いの会社の新規事業を、自分の会社のオンライン開発チームで支援。

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PR TIMES | パートナー型オンライン開発チーム「ATTEND biz」がβ版開発から伴走する、食券前売りサービス「みらいの食券」が運用開始。

(力技で、"ベンチャー創出?"を実現。)


前者は、そもそも弊社、2017年の創業当時からメンバー全員がフルリモートで仕事してまして。一応、渋谷に本社の登記してたんですが、別に渋谷にないといけない理由とかも特になく、オフィスも間借りになりがちだったので、「だったら、地方でもいいよね」と押し切った感じ。

後者は、正しく言うと、新しく企業を生んだってより、事業を実現化を一緒にやったって感じなんですが、まぁ、すごーーく大枠で見ると、遠くはないと思ので、達成できたってことにさせてください。笑


自分で考えず流されるままに高卒で就職して、その会社で結構嫌な体験をして、身近な人に同じような思いをしてほしくない…と、「働き方」に興味をもってたら、2013年当時はLivertyとかやってた、CAMPFIRE 代表の家入一真さんに出会ったのがきっかけで。

そこから、Liverty関連の「青空学区」ってプロジェクトを一緒にやらせてもらったり、よく地方に行かれてたので熊本でもイベントやったり、遊んだりとかしてんたんですよね。

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で、家入さんから「これからは地方が面白くなる」とか「ばっきーは熊本にいた方がいいよ」みたいな話とか言われ。

なるほど、そうなんだ!!

地方が面白くなるのか!!!

私、熊本いた方がいいのか!!!

みたいになりまして。


で、何かやりたい!と考えたときに思ったのが、「働き方」への怨念みたいなものがある私は、「自由な働き方」「自由な生き方」みたいな方向へ意識がいき、起業家とかフリーランスとかを増やすとか応援するとかしたくなり、いろいろ試行錯誤し始め、その中に「企業誘致」や「ベンチャー創出」みたいなものもありました。


まずは、いろんなゲストを県外から呼んでトークイベントと交流会をやってました。月1ペースで開催で、毎回50-100名くらい集客頑張って。

所謂インフルエンサー的な発信力を持つ、スタートアップの経営者、Webメディアの代表、映像クリエイター、音楽プロデューサー、etc...、すごい結果を出してる人とかを連れてきたら何か変わると思ったんですよね。


ただ、それだと瞬間的に熱量は上がるんですけど、すぐ冷めちゃうんですよね。持続しない。

で、必要だなと思ったがコミュニティ的な集まりで。すごい爆発はしないんだけど、熱量を保っていくために、意識し合えるとか、刺激し合えたりす続けれる、緩やか繋がり。

イベントとコミュニティを両輪で回そうと、いろいろやってみて、気づいたことがありまして。それは、コミュニティってつくるものじゃなく、出来るものなんじゃないか?ってことで。

ただ、それを主催するだけだと、プレイヤー達が直接繋がっちゃうと、別に私の存在っていなくていいんですよね。価値がない。


それで思ったのは、自分もプレイヤーになり、アウトプットし、結果を出すことが必要だと思ったこと。繋ぐだけの人、場をつくるだけの人は価値が薄い。圧倒的なプレイヤーになれば、そのプレイヤーはプラットフォームになりえるし、周囲にコミュニティができるのかもしれないってこと。

なので、いったんイベントやコミュニティ的な思考を捨て、個人として自分を鍛え、アウトプットし続けることに振り切りました。

※ちなみに、これに近しい話を、キングコング西野さんもVoicyの[「場」を作ろうとする人間が、「場」を作れない致命的な原因-西野亮廣の中で、「圧倒的な」]の中でもされてます。


これにより、まだコミュニティをつくれるまでには至ってない感はありますが、前より自分がプレイヤーとして戦える力を一定ついたし、評価していただける実績もつくっていけるようになってきました。

そして、「敏腕より豪腕」って意識の中で、まずは自分が一人のプレイヤーとして動くことで、会社としてオンライン開発チームという事業をつくったことで、熊本でも「企業誘致」や「ベンチャー創出」的なことを実現するとこまではきました。

何事も、1つ目を形にするのが本当に大変ですよね。

あれから7-8年、時間がかかりました。

でも、やっと1つ形にできたので、ここからもう一段頑張っていきたいと思います。

まぁ、「企業誘致」や「ベンチャー創出」がこれからも大事か?というと、ちょっと違うなと思っていて、考えていたことを実現できたことは個人的にも自信になったし、嬉しい。


20歳になったとき、「25歳までは自由に生きていいと思うけど、25歳からは30歳のとき、どうありたいか?を考えて生きなさい。」と尊敬する人から言われ、それを考えながら生きてきまして。

30歳になった去年6月から、マジで走り抜けてきたんですが、31歳以降どうしたらいいか聞くの忘れてたーーーー!!!笑

自分が持たないといけない責任の送料も増えてきましたし、まじで変化が激しすぎてどうなるかがわからない世の中ですが、考えてることはあるので、引き続き模索していこうと思います。


そんな感じで。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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