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10年史②キラキラと暗黒の間。ソフトクリームはうまい

ソフトクリームはバニラ味だけ食べる、buchiです

自分の為に書き残すコーナー
モノづくりでご飯を食べてる人の過去10年の話



突然だけど、私は基本運がいい
たまたまタイミングよく「(戦国)ハンドメイドブーム」の波に乗れた。
2014年くらい?たぶんそのへん

ありがたいことに、
イベント出展したら「実際見れるの楽しみにしてました!」って声かけてもらうことが増え、全国各地に取扱先ができて、インタビュー記事が本に載ったり。本当いろんな貴重な経験させてもらった
キラキラ〜〜〜


とにかく毎日作った。
今では考えられない量のアクセサリー作った(もうできやん
求められるのは単純に嬉しかったし
作るのがとにかく楽しかった。

はじめてから6年目くらい
作業感が強くなった。
自分が工場の機械みたいな感じがした
うっすらと「なんか・・・おもんないかも?」
って思い始めていた

けど、求められるのは単純にうれしかったから、
とりあえず、気分転換することにした。
布小物作ったり、絵描いたり。



息抜きで作る最中はめちゃくちゃ楽しかったし、
「これ最高や!」ってものばっかりだった


最高って思いつつ、後ろめたさも抱えてもいた
①アクセサリー作ってるのに、急に作り出して、意味わからんって思われんか?
②自信ない。誰にも理解されないかも

箸休め

①意味わからんって思われんか?問題
大きいところで言うと、ノウハウみたいなのに振り回されて過ぎた

「ブランディングが〜」
「価格帯は〜」
「売り方は〜」

ビジネス視点から?計画してしっかりできる人にめちゃくちゃ憧れてた。多分、異常なほど憧れ。
なんかかっこいい、できる人って
(今はそういう人にはなれないし、ならなくてもいいや、って思ってる)

はじめに話した通り、深く考えずにはじめた仕事だ。そういうビジネス観点は新鮮さもあって、よく目を通すようになった。

けど、そのノウハウと自分のやってることを擦り合わせると、「NG」なことばかりだった。
自分はできないやつだな、と自分で自分を責めた。

そんで、ノウハウ的なやり方はやればやるほど、わたしには面白くなかった。
けど、それが「成功」の近道って、何の根拠もなく信じてやり続けた。

今思うとそもそも「成功」とは。笑
億万長者にでもなりたかったんだろうか?
ハンドメイドブームも終わり、売上も落ちて無駄に焦ってたんだと思う。



②自信ない。誰にも理解されない恐怖、問題

「最高のできた!」に相反するけど、自信はなかった。
それどころか「これ欲しい人おる?(おらんよな)」って思ってた
精神不安定かw

わたしがときめくものは、
分かりづらい気がして(分かりづらくしてるんだけど) 売れる気もしなかったし、
理解されないかも?って思った

アクセサリーは、身につける「もの」で分かりやすくて、
需要的にも意味があるよなって勝手な神話が自分に染み込んでた

とにかく自信がなかった。
いや、実際は手元から離れていってたのに、何故かその現実を受け止められなかった(なぜ

余談だけど、私の場合需要を考えはじめると精神が死んだ魚の目になります
(商売人的には終わっとる気がする・・・白目)


これはマジで売れん、芝生。笑


一番怖かったのは
「最高!」の品は、自分の思考の一部
理解されないと自分が受け入れてもらえてない感じがするのが怖かった
今思うとこの思考自体が恐怖。笑

作ってる過程〜完成、いい意味で興奮とまらんのに、
とにかく自信がない、ほんとに自信がなかった(しつこい

え、めっちゃ暗くてドロドロしとるけど
読んでる人大丈夫?
自分メモやであけっぴろげてごめんねー



つまり
「世の中的にきちん!ちゃんと!正しくありたい理想」「自分でいたい(けどやりきれない気持ち)」その間でとにかくしんどかった。
だって、相反することだから。暗黒みたいな時期が続いた

つくるのがあんなにたのしかったのに、
その気にもならんくて末期やな、って嘆いた
とにかく自分ダメ!のシールをぺたぺた貼り続けとった
THE絶望 ( THE☆焼売の、海老入りのやつ美味しいよなー)


次回「3種の神器 -飴・靴下・しりとり-」


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