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PTAを見直そう

去年の今頃、ひょんなことから、まさにうっかり!小学校のPTA会長を引き受けさせてもらうことになった。

会計や庶務ならまだしも、会長??

とんだ冗談に驚き、ひたすら着信拒否。
そんなん、普通の主婦には無理に決まってる。PTAという組織は必要だとは思うが、なにせ私はPTAが大嫌い。全力で逃げてきた。 

最近までほぼフルタイムで働いていたので、行事に参加できなかったり、ちょい役を断る時、いちいち罪悪感を感じてきた。平日昼間の親子セットのPTAイベントはほぼ100%近い参加率(←これ、働く母には恐ろしいこと)。休みを取れず息子を泣かしてたこともあった。役決めの懇談会も、お母さんたちみなさん視線を反らし、最悪な緊張感が漂う。なんかPTAって、おそろしい。

誰のための活動なん?

それに初めて知ったのが、本部役員の担い手がほんとに見つからない!という驚愕の事実だ。会長探しの指名委員さんによると、すでに7人に断られたという。会長すらクジのPTAもある。
やりたい熱心な人たちが本部役員をしてくれてるんじゃなかったの?
では、役を引き受けたとして、仕事内容が簡単かといえば、ありえないくらいにめちゃくちゃややこしい。
定例会・総会・委員会・交流会の準備、各イベント、登校班の名簿作成と管理、会計処理、苦情対応、通学路の確認。

さらにコロナ禍。

それから様々な委員、委員長さんを必要人数分選出するという大変な仕事もある。
また、所属する外部団体での仕事も各PTAに輪番でまわってくる。定例会、打ち合わせも講演会、イベントの準備もある

そもそもPTAなんて、やりたい人がやればいいと言うが、やりたい人がやりすぎると次の年の人がサボっていると叩かれることになる。

恒例の行事を続けて欲しいというわりに、委員を募っても中々なり手がいなくてクジになる。
じゃあ立候補して引き受けたら周りの人に感謝されるか?といえばそうでもない。そういう活動が好きな人なんだねーと思われる。なので立候補は誰もしたがらない。クジとか説得されて渋々やった方が感謝か同情される。

よしわかった!

どうしても会長する人がいないというなら私がなります。そのかわり、無理のないPTAに変えます。
(ただし、顔出しNG。着ぐるみは○)

PTAで一番大切なのは、子供の安全を守ること。
(個人的にはイベントは好きだが)行事は一旦止めたらどうか!?役員しか来ないしんどい行事も、廃止。会費ももらいすぎてるので、減らす。パソコンがない家庭が増えてるなら、手書きとスマホ活用で良い。会議も減らす。運動会のPTA行事はなくす、ベルマーク集め廃止、クラス行事は半分にする。とにかく、仕事を減らそう。しんどすぎたらまた、なり手がいなくなる。そしてうまくいけば、人も減らそう。

コロナ禍の今年、多くの行事を中止した中、来年の役員になにも行事について引き継げるものがない。この状況で、毎年恒例のことを全部してくれと言えるだろうか。

春の段階から、今年は見直しします宣言を出した。夏から本格的に調べもの、話し合いをはじめ、今月やっと全会員向けに資料を配布し、WEBアンケートをとれた。450件も回答があり、結果、どれも賛成多数( ╹▽╹ )
自由記述の回答見ると、同じ方向に向って働く人の会社組織と違い、PTA組織というのがいかにバラバラな価値観の人の集まりだか、よくわかる。
いざという時は動くPTA。その存続のための、PTAスリム化。やりたい人とやりたくない人が共存して、ゆるーく続けていけるPTA。それこそ理想だと思う。

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