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1歳9ヶ月の日記

 先日、古本屋で安く売られていた、さくらももこさんのエッセイを気まぐれで読んだ。日々の些細なできごとをこんなに面白おかしく綴ることができて、やっぱり作家さんはすごいなあと思った。(我ながら新生児の眠りより浅い感想だけど、活字を読んで声を出して笑ったのはずいぶんと久しぶりの経験だった。)
 ふと、ずっと放置していたnoteに、最近思うことを記録しておきたくなった。

こどものこと

 娘は1歳9ヶ月になった。目の前の育児と家事と仕事とをひたすらこなすうちに、あっという間に大きくなった。
 大学生あたりから、歳を重ねるにつれて一年一年がどんどん早く過ぎる感覚がある。ここ2年ほどは輪を掛けてそう思うようになった。
 娘はよたよたと小走りしたり、一人で階段を登ったりできるようになった。言葉の意味も分かるようになってきたし、2語文もずいぶん喋るようになった。保育園にもすっかり馴染んで通ってくれている。

 不思議なことに、娘は毎日かわいい。娘が生まれてこの方、かわいいなあと思わない日がない。
 この間は、僕が食べている目玉焼きを分けてもらうべく、「あまも」、「あーむ」と言って口をパクパクさせていた。「『たまご』だよ」と教えると「あかま」という。誰?と思った。最近お気に入りのかわいいポイントだ。
 連続かわいい記録はどこまで伸びるのか。これからの成長とともに、とても楽しみに思う。

妻のこと

 そんなかわいい娘を産んだ偉大で娘にそっくりな妻は、毎日、家事に育児に仕事にと、一生懸命頑張っている。

 家事の負担は、体感では7:3(あるいは8:2)くらいで妻に寄っている。ずっと前から気づいていたことだけど、自分の方が家の汚さに対する許容度の閾値が低いらしい。

 育児についても、仕事柄、自分の方が出張などで帰りが遅いことが多い。保育園のお迎えやワンオペで負担をかけている。(お迎え当番が少なくなるにつれて、娘がパパから離れていくという統計データが取れつつある。気がする。)

 そんな中、仕事は仕事で組織全体のミッションやビジョンを職員を巻き込んで作り上げるなど、ただでさえ忙しい通常業務の傍ら、チャレンジングで興味深い業務に取り組んでいるようだ。
 異なる分野で働く妻から聞く仕事の話は面白く、ワークショップの運営手法やプレゼンテーションスキルなど、勉強になることも多い。また、聞く話だけでも、妻が組織内で信頼され、周囲の協力を得て仕事を進めている様子がわかる。

 毎日お互いにへとへとで、「仕事しんどいね」、「家が回ってないね」、「体力が足りないね」、「娘は今日もかわいいね」なんて目の前の話ばかりしているが、たまにこうして書き起こしてみると、尊敬できる妻だなとつくづく思う。(尊敬を態度で示そうね、という声がどこからともなく聞こえてきそうな気がする。)

 さて、自分のことについても綴って残しておきたいなと思っていたのだけど、随分長くなってきたので、それはまた次に気が向いた時にとっておくことにする。

 (先日、学生時代に付けていた交換日記を夫婦で読み返した。なんだか妻のことが有り難くなって、妻に「感謝!感謝!」と伝えていたら、気持ちをnoteに綴るよう言われたのだった。その影響も大いにあってこの記事を書いていることはここだけの話。果たしてこれはネット上に公開すべきものだろうか…?)

 \エイヤッ/

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